今日それを受けてきた。それも午後1時から4時半までたっぷりと。眠い講習を受けるのかと覚悟して行ったのだが、結構、面白かった。
主体は、一に年を取った老人として運動機能やら反応が鈍くなっているという自覚を促すビデオ。二に、さらに機械を使って年齢の衰えを感じさせるドライビングシュミレーター、三に安全運転に必要な事柄を如何に見落としているか認知させる実車走行だ。
6人が3人づつ分かれて分乗。1番目はいきなりボクが指名された。全く用意なしに運転席に収まる。おまけにタクシーみたいなディーゼル車。ガラガラと乗り慣れない車でいきなり走り出すのは違和感がある。云われるままに走り回ること凡そ10分。ぐるぐる一体何回廻ったか。
車は日頃乗ってるものより車体が大きい。でも条件はみな同じ。私は普段は軽だからとおっかさんが云っても指導員は取り合わない。皆さん免許証は普通免許だし。
車庫入れだS字だ、それに前輪の乗り上げなんてのもあって、46年ぶりに走る教習場は何だかやたら狭く感じる。
だが一見難しそうなものも、実はその技術を見るのではなく、複合的な動作が緩慢なく出来るかどうかを見ていると後で知った。
そんなことより一時停止の標識の確認や、はみ出しの際の指示器出しが出来てるかどうか、要は老人が見落としそうな安全確認、やり落としそうな動作のチェックを行っているわけで、まさに老人の運転能力の安全性チェックと、その明らかに衰えていることの現実を肝心の本人に自覚させることが狙いというわけ。
結果、ボクの場合、70歳代としては優れてる方に入る。しかし35歳から50歳の年齢層と比べると明らかに反応が遅い。これは紛れもない現実だ。その分、スピードを出さず、充分に車間距離を開けて、事故にいたらぬよう気をつけるの一語に尽きる。
この講習、どの内容もなるほどなと思わせる。もしここで問題が指摘されたら免許証はさっさと返納した方がいい。とはいえこの講習での検査結果が免許更新に使われることはない。
今日はいい勉強になった。皆さんも安全運転で行きましょう。
# by natsuman | 2010-04-28 17:59 | 蒸機の舘 | Trackback | Comments(0)