時は折しも新緑。房州の多くはもう田植えも終わっている。新芽に若葉が萌えて山稜は青空をバックに眩しい。この時期と、秋の収穫の頃は、房州の田舎道を走り回るのが楽しい。オープンカーだとなおいいのだが。まいい、精一杯窓を開けて走ろうじゃないか。
こうして山間の道の車窓に新緑を楽しみ、この道は一体どこへでるのだろうかと不安を抱えながら、もしかしたらこれが最後かなと、つい感傷的に走り回った。
昼時近く、ふと目についた「村のピザや」の看板。行ってみようじゃないかと即決。ところが近くと思いきや案内の看板が当てになるようでいて当てにならない。とんでもない方向へ云ってまた戻ってくる始末。
こうなるとそこはやっぱりナビのお出まし。電話番号を入れたら何とも妙なところにある。全然違うじゃんとブツブツ云っている内に、案内を終わりますとナビが云う。でもどうもよく分からない。一応看板は出ている。でも何だか農家の庭先に列なるような細道が・・・・。
ちょっと見てこいよ、と家内を斥候に出す。が戻ってくる家内の顔が今ひとつ明るくない。こりゃ違ったかなと思っていると、「車が1台駐まってる。でもただの農家だわよ」と不審そうな顔つき。
ドアを開けた。少しホッとする。確かに中はレストランである。如何にも手作りな感じの店内は妙な雰囲気一杯。元は農家の座敷をそのまま店にしたらしい。
ところは君津の山奥。久留里線の上総松丘が最寄りの駅だがバスなし、タクシーなし。歩くか車で行くしかない。もっとも歩いてでは道はいいけれど相当な距離になる。1時間じゃ無理かな。どなたかお試しあれ。
# by natsuman | 2010-05-06 20:45 | 自然環境 | Trackback | Comments(0)