お彼岸 9月23日
明ければ外は恰好の好天気。いやこれはお寺さんにとっての話し。今日は年に一度のお寺の掃除、つまりご奉仕の日。
下肢が痛むが一応は鎌と鋸を持って一人前の恰好で参加。手刈りで芝生廻りをかなりの面積を刈ったが、誰かが後で機械できれいに刈り直した。それなら最初からそうしてくれたら良かったのに。でも文句は言えず。
小さな寺だ。とはいえそこはやはり寺だから境内は結構広い。普段草刈りなど住職家族だけではやりきれないから檀家の協力を仰ぐ。年に1回だからいいが。
裏のイチョウが実を沢山つけている。例年、この後に開かれる施食会の時、参加者全員にこの銀杏の実、つまりギンナンが配られる。
このギンナンは実に美味い。酒の肴にピッタシ。楽しみである。そう思ってふと上を見上げたらこれまで気がつかなかったが房州にはあまり見かけない樹がある。どうも葉っぱがそうではないかと探してみたら、あったあった、案の定クルミの木だった。
ギンナンもクルミも札幌時代に散々にお世話になった。戦後の食糧難でろくな物がなかったから、クルミやギンナンを沢山集めてはおやつ代わりにしたものだ。だからどちらも子供の頃の想い出一杯、郷愁を誘う一物だ。この後、墓を掃除してお花を挙げた。うちのは花生けが四つもあるからお花の用意がいつも大変なんだとは家人の弁。
by natsuman | 2008-09-23 21:45 | Trackback | Comments(0)