夏はやっぱり花火だあ! 8月8日
いつもなら自艇を出し、沖合から海岸に向かって花火を楽しむのだが、今日はあいにくと中島流古式炮術の夏期研修大会があって千葉まで出かけていたから、時間的に難しい。
結局千葉を午後4時に出て自宅には6時に着いた。千葉市内が混んだのと、また花火見物の車のせいで、館山市内がまた混んでいたからだ。。でもそれでいて2時間で済んだのだからやっぱり高速道路の威力は大きい。
今日は残念ながら会心の射撃にはほど遠く、総合優勝はできなかった。立射も膝射も二位に甘んじた。今日は古式射撃と云うことで、装束は和装が基本。但し危険防止の見地から帽子・イヤーマフ・メガネの着用は許される。で写真に見る通り、全員が何だかアンバランスな恰好で挑戦。
優勝者は左利きのYさん。いつもながらフォームが決まっている。照準しているときと発射直後の姿勢に殆ど変化がないのが凄い。高得点を取るわけである。ボクはどちらも星命中一発の差で負けた。一方50mのベッテリー種目では1位とはなったものの、成績はあまりにもお粗末で、がっくりときた。
帰宅後、すぐに食事をして港へ花火を見に出かけた。いつもの築港の防波堤に駆け付け大勢の観客と楽しんだ。昨年はフランスへ出かけていて見られなかったから2年ぶりである。大玉は思ったより少なかったが、出し物も少しは変化があったし、花火の彩りも一段と増したように感じた。
館山の花火の圧巻は水中花火だ。これができる所はそうはないという。静穏で充分に広い水面が必要だからであろう。その点館山湾は心配がない。
水中花火は、水中といっても観客からすれば水上花火と言った方が適切かも。水面上に半球状に広がる、色のきれいな爆雷といった感じで、開きも大きいし音もまた巨大である。直ぐそばでこれを鑑賞すると小さな船ならひっくかえされるような恐ろしいほどの迫力がある。最も今年は堤防からの観覧だから、遠すぎて迫力を感じるまでには到らなかった。
こうして夏の花火も終わった。かくして確実に夏は過ぎてゆく。若い頃はこの足早に過ぎゆく夏を何とか少しでも押さえたい、止められないかと、出来もしない抵抗をし、あがいたものだが、そんな思いも今やはるか青春の彼方である。
暦はすでに立春、だがまだ一番暑い盛りである。残暑厳しき折、皆々様ご油断めさるな、充分にご自愛を!
by natsuman | 2007-08-08 22:14 | 祭礼行事 | Trackback | Comments(0)