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房州は暖かいが我が家は寒い      2月16日

 最近の新築家屋は、いやマンションもみなエコ給湯ばやりである。しかし考えてみれば、ついこの間まで給湯なんてシステムはかなり贅沢な部類であった。昔は専ら瞬間湯沸かし器の世話になったもので、それが今になって不完全燃焼などと云って問題になっている。
房州は暖かいが我が家は寒い      2月16日_d0013739_21173151.jpg 我が家の給湯はエコ給湯ならぬ石油ボイラー式である。当時流行だったセントラルヒーティングを設備したが、この南国房州ではあまり必要性を感じる代物ではないと気がついて早28年が経つ。流石にボイラーがお疲れでいつ壊れるか不安な毎日であるが、それでも何故か未だに頑張っていて機能的に問題はない。各室の温水ヒーターもちゃんと稼働する。しかし石油ボイラーでは給油の問題がありと家内は言い訳て、今流行のエコ給湯に気もそぞろ。ついに根負けしてそうすると決めた。
 それにしても勿体ない話しである。ボイラーさえ取り替えればセントラルヒーティングが機能するのに、それを潰してただの給湯にするという。屋内の配管はとりあえずそのまま。各室のヒーターもどこも具合悪いところはないのに全て取り外してくず鉄にする。それこそ無駄というものだが、女はそこが分からない。ボイラーの交換なら費用はエコ給湯の半分以下で済むし、差額分を石油代に廻せばかなりの年間使えておつりが来る。計算したらどっちがエコだろうか。
 それに強力な暖房システムを潰すのが気になる。暖冬の今年は良いとして来年猛烈な寒気が襲ったらボクはどうしたらいいのか。それでなくても我が家は室内が寒くて居場所がないといつもこぼしているのだ。もちろん今のところはヒーターもある。エアコンもある。ガスストーブもある。熱源はひととおりある。だが制御装置が尋常でない。房州は暖かいが我が家は寒い      2月16日_d0013739_2118143.jpg
 つまり問題は家内なのだ。栄養が良すぎてウエットスーツを着ているようなもので年中暑がっている。冬の寒い朝、日の差さない内からカーテンを開ける。風が通らないと云っては窓を開ける。家中の開口部を締めてもいつのまにか開けてある。彼女の丁度良い温度がボクには寒すぎる。ちょっと汗ばむくらいがボクには丁度良いのだが、室内を暖めるという発想にそもそも欠けていて、仕方なく亭主は書斎と称する小さなタコ部屋に潜み電気ストーブにすがりつく。
 あれは一体何のためのセントラルヒーティングだったのか。それ故に温泉湯治に憧れるのである。ともあれ安普請の唯一贅沢な設備が大して働かずにもうすぐ終わる。
 

by natsuman | 2007-02-16 21:10 | Trackback(1) | Comments(0)  

Tracked from ブログで情報収集!Blo.. at 2007-03-01 22:12
タイトル : セントラルヒーティング
「セントラルヒーティング」に関連するブログ記事から興味深いものを選んでみました。ぜひ、読み比べてみてください。 =2007年3月1日収集分= *アネ...... more

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