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一万発か

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俗に下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる、と言います。
沢山撃てば、その内いくつかは当たるということです。
でも現実はそうはいきません。まぐれは当てた内に入らないし。
先日、連休も終わって静かな射場でと出かけた。
結果もう一寸何とかならないかと自問自答する羽目に。
元々下手くそな射手が歳をとっては正に寄る年波に勝てずである。
しかしブツブツ言ってもこればかりはどうしようもない。
射場に先月の例会の結果が出ていた。
それを見ると、おお何と、いつもならトップに並ぶお名前が何人か中断に。
順位の交代である。あれまあ名射手も歳には勝てずかと呟いた。
と周りから我が身も同じ、そうだそうだ相づちが入った。
思えばこれまで一体何発使ったか。何枚命中したか。
我が身のお粗末さを歎く。
”好きこそものの上手なれ”なんて云う。
でも好き=上手とはならない。我が身はことさらにだ。
翌朝、新聞の川柳欄を見ていたら、こんな句があった。
”十五年下手な鉄砲一万発”と。
おほっ、同病相憐れむ御仁がここにもいたか。しばし共感に浸る。
もっとも、こちらは一万発どころじゃなかいが。
射場でよくお会いするYさん。老身より若いし腕もずっと宜しい。
でもやはり老の道を下っている。
その感慨に同情する。
 

by natsuman | 2019-05-11 09:43 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

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