6000トン級のモーターヨット

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 netニュースを見ていたらこんなものが出ていた。ロシア人の大富豪の持ち物で奥様のために建造したヨットというもの。全長119メートル、5959トンのモーターヨット。乗組員50人と云う。この数字だけ見れば東海汽船の客船よりも大きい。台風24号を避けて宮津湾に入港したという。
この種の船を迎えられる港湾施設の乏しい日本のこと。それに大きすぎるせいか、上陸する際は別に小さなパワーボートを利用するという。ところがそれだって結構な大きさのボートだ。それにしても今どき個人用のヨットがこの大きさとは驚きだ。さてこの船のスタイル、スマートに見えるだろうか。ボクには無細工に見えるが。
 因みにこういうのをモーターヨットという。ヨットと云っても帆走するわけではない。いわゆる動力船だ。動力はディーゼルエンジンか。あるいはジェットエンジンということもあり得る。
 動力船がまだ蒸気エンジンの頃、王族や富豪が所有した船は大きかった。スチームヨットと云った。このモーターヨットはそれに匹敵する大きさがある。
 日本ではヨットとは帆で走る船と思っている方が多い。がヨットとは本来自家用船のこと。帆走しようが動力で走ろうが推進装置の別は問わない。主機がディーゼルでも原子力でもなんであれ、それが私用目的に使う船ならヨットという。ヨットと呼ぶのはそういう範疇の船のことなのだ。中で帆走装置を持つのはセーリングヨットという。
 ヨットは車で云えば自家用車。その伝で行けば営業用の車が緑ナンバーであるようい、漁船であれ貨物船であれ営利を目的に使う船はみな商船に括られる。車ならさしずめ営業車である。
 こうした使用目的別に区分した船の種類の一つがヨットである。外にネイビイクラフトつまり軍艦や、また公官庁など行政現場作業用の例えば巡視船や消防艇、練習船等々がある。漁船は魚を捕って利を得るのが目的だから商売の船つまり商船の一部になるとは先に記した。
 日本には殆どヨットの文化的歴史がない。それゆえに高名な船舶工学の権威でも、この使用目的別に船を分類するという意識が薄かった。それが今なおヨットというもの誤解させる要因の一つともなっている。残念だ。
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by natsuman | 2018-10-02 12:37 | 艦船舟艇 | Trackback | Comments(3)  

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Commented by 砂利んこ at 2018-10-02 20:55 x
自家用の船が「ヨット」なら、丸太をつないだイカダだって「ヨット」っていえるわけですね。

         (*^┰゜)b
Commented by 種子島 at 2018-10-03 20:34 x
ディンギーに好んで乗っていた友人を思い出しました。
営利hunting目的の猟師の使用するのがhunting gunで猟用銃で、gameは「遊び」なので game shooting を「遊猟」とすれば、私見ですが game gun は遊猟銃ではなかろうかと思っています。
Commented by natsuman at 2018-10-04 11:38

◎ 船とは自分で動く、つまり自航出来ることが必要です。イカダは流されるだけですから船には当たらず、もちろんヨットではあり得ません。

◎ hunting gunは確かに猟用の銃、即ち猟銃のことです。対して軍用銃があります。日本で所持許可が降りるのは狩猟・射撃・有害鳥獣駆除目的だけに絞られています。軍用銃は許可になりません。
  gameには鳥獣それ自体を意味することがあります。従ってgame shooting はある種「遊猟」といっても間違いではありません。
  ですが「猟」には職業として行う場合もありますので「遊猟」とするのは正確ではありません。またgame gun は「狩猟銃」というべきでしょう。
  なおgame shooting とは別にTarget shooting「標的射撃」があります。

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