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射撃はフィールドスポーツの華だったが

射撃はフィールドスポーツの華だったが_d0013739_15554214.jpg 射撃というのは本来屋外で行うスポーツだ。ところが最近のライフル射撃はどんどん屋内化している。SB射撃は距離が50mだから、さすがに全面的な屋内化は難しい。だが射座はご覧の通り。殆ど屋内だ。
 昔は紙標的を張ったのに今は電子標的が当たり前。こうなると一番汎用性があったはずの50mライフル射場がSB用にどんどん専用化していく。火縄銃射撃には貸せないとあっては困ったものだ。
 日本のように射撃環境が厳しい国では、将来屋外射場は絶滅する恐れがあるかもしれない。そう心配している。エアライフルは10mだから体育館の中でだってok。屋外射場なんて殆ど聞いたことがない。ましてビームライフルなどは実弾が飛び出すわけではないから完全に屋内施設になっている。
 もちろん大きな射撃場には50m、100mで撃てるライフル射場がある。射撃はフィールドスポーツの華だったが_d0013739_15553592.jpg所により300m射
射座数がまるで少ないという欠点がある。そしてどこも精々5射座から10射座程度。これではいくら小さな大会でも開きようがない。おまけにライフル射場は弾丸が射場から飛び出さないようにと、まるで土管か塹壕の中で撃つような作りだ。
 せせこましい環境でましてや屋内で射撃するくらい無味乾燥なものはない。射撃とは本来山野で行うスポーツ。フィールドスポーツの華なのだ。それが屋内に取り込まれて面白かろうはずがない。広い射場がほしい。
 その点、クレー射撃は射場を屋内には設けようがないから、まだましかもしれない。
 台風の影響か暑熱が少し鈍った。それ今のうちにと皿撃ちに出かけた。射撃はフィールドスポーツの華だったが_d0013739_15553966.jpg 真夏の炎天下の射撃はある意味、汗との戦いであまり嬉しくない。銃床に押し付けた頬が汗でぬるりと滑る。銃身の上にゆらゆらと陽炎が立ち、標的が霞み汗が目にしみる。
 来たはいいが今日もまたスコアはまこと宜しくない。歳が歳なんだからと自らに言い聞かせるばかり。


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by natsuman | 2018-07-26 16:17 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

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