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調子今ひとつ

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雨模様がつづいては射撃に出る機会がなかなかない。
出かけようかと思ってもつい先延ばししてしまう。
どこのトラップ射場にも大概は屋根がある。雨が降っても濡れることはない。
だがそれでも雨の日には出かける気にはなれない。
土日祝日以外はいつも空いている。トラップは1R6人まで一緒にやれる。
だが誰もいなければ一人でとなる。
そんなときは誰彼に気兼ねなく落ちついてゆっくり射撃出来る。
とは言うものの案に相違していつも忙しい射撃になりがち。生来の貧乏性か。
早く撃つことに気をとられてスイングが途中で止まる。それではどうにもならない。
おまけに引き金を引く指が動きが悪い。調子が悪いときはいくら回を重ねてもさっぱり。
ああ今日はヤーめたと思い切れよく3Rで幕を下ろした。
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これはプーラーハウス。この中でクレー放出機の操作や当たり外れの記録などを行う。
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放出機は1射座に左方向、右方向、中央前方にと皿を打ち出す機械がそれぞれ3台づつ。
打ち出す左右の角度、飛行線の高さ、放出する速度は予め機械ごとにセットされる。
セットの仕方で難しいセットだったり、優しいセットになる。
どっちへ飛ばすかは決められたルールに従って機械が自動的に決める。
射手は銃を構え前方15m先の地下に設けられた壕の屋根の先端に照準する。
静に引き金に指を添え射撃体勢に入る。プーラーはそれを見て自動発射ボタンを押す。
後は全部機械がコントロールする。
射手がハイとか、アーとか放的を促す声を発する。
と射手の左前にあるマイクが音を拾って自動的にクレーが飛び出る。
事前にどっちへどう飛ぶかは分からない。
射手は飛び出た瞬間に即座にそれを判断。動くクレーを追って銃をスイング。
照準線がクレーを追い越した先、つまりクレーの飛んでいく未来位置に向けて、
また飛んでいく散弾群がクレーに到達する時間差を読み込んで引き金を引く。
すべては百分の1秒単位の瞬間の仕事である。
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クレーが割れるか飛散すれば命中した証拠。
プーラーはスコア表にその結果を記入していく。
射座は5ヶ所有る。射手は射座を移動しながら次々に撃ち5回廻る。
結果、射手一人に対し射撃機会が25回廻ってくる。
もし6人立ちなら1ラウンドで都合150回皿が飛び、150枚の皿が消費される。
クレー射撃場の前方には粉々になったクレー残骸が積み上がっている。
今はクレーは赤く塗られている。赤い残骸はクレー射場の見慣れた風景だ。
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by natsuman | 2018-06-23 10:19 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

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