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山陽新幹線のボンネット破損

山陽新幹線のボンネット破損_d0013739_09374592.jpg 妙な事件が起きた。山陽新幹線のボンネット破損である。損傷の程度はかなり大きい。誰がみたって何かがぶつかったと分かる。だが指摘されるまで運転手は分からなかったという。
 何てことだ。ボンネットが完全に割れている。相当な衝撃があったろう。おまけに先端部左側には血糊のあとのようなものが残っているではないか。それだけなら何か動物がとなるが、何と人の身体の一部が内部に残っていたという。運転手は前を見ていたのではないか。それなのに気がつかないとは。

 以前にも書いたことがある。鉄道の運転手は前方を見て運転している。だが何を見ているのだろう。我々が普通、歩いたり自転車に乗ったり、あるいは車を運転したりしている。もし衝突の危険を感じたら。サッと停止するか、避けるかするだろう。それが出来なければ自分が怪我をするかもしれない。相手に怪我をさせるかもしれない。そんなことは誰だって承知している。
 ところが鉄道の世界ではそうでないらしい。崖の上から大岩が落ちてきて線路を塞いだ。運転手は気がついたがブレーキが間に合わなかった。そんな記事が時々ある。これが車だったら足座に運転手が悪い。どこを見て運転しているのかと非難されるだろう。その前提にはいつでも安全に停止できる速度で運転しなさいというのがあるはずだし。

 しかし鉄道では違う。線路という特別な通路には車両以外にはないという大前提があるせいか1区間に何本も列車が走る事は許されない。したがって言い換えれば線路上では衝突はあり得ないということだ。もちろん専用軌道だ。線路上を自動車が走るなんてことはない。だが線路を横切るという事態はあり得る。人や車ばかりではない。崩落してくる岩石や倒れかかる樹木、最近はイノシシ、シカの類もある。なら運転手はそういうものと衝突しないよう十二分に注意して運転しなければならないはず。
 ところがどうもそういう意識がないのではないか。そう思うのはボクだけだろうか。前方線路上に異物が出現したら即座に停止できるよう注意して運転する、その当たり前の意識がないのが鉄道なのだろうか。
 加えて被害者が見つからないとはどういうことだろう。航空機のバードストライクと同じように一瞬にして雲散霧消してしまったのだろうか。不思議だ。
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by natsuman | 2018-06-15 09:53 | のりもの | Trackback | Comments(0)  

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