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真珠湾慰霊の旅

真珠湾慰霊の旅_d0013739_10372342.jpg 安倍首相が真珠湾へ。オバマ大統領の広島訪問に対する外交上の答礼。
真珠湾攻撃は結果的に宣戦布告が遅れたという日本にとってみれば外交上の不手際ばかりが残った。それさえなければもう少し歴史が変わっていたかと・・・・。
 一方、アメリカにとって広島はあまり触れられたくない。日米両国共に傷の痛みを忘れるにはなお時間が要る。
 日本は真珠湾の軍事基地を攻撃。軍人を中心に犠牲者一千数百人。かたや広島は一般市民の生活圏。犠牲者は一瞬にして10万の単位。これをどう思うと問いかけてもアメリカ人は聞く耳を持たない。
 日本はアメリカの物量に負けた。その違いは犠牲者の数にまで及ぶ。戦争とは敵を殺すこと。人道精神や武士道精神など及ぶべくもない。一つやられたら十を返せ。それが工業力のあるアメリカの戦争。
 昭和16年、既にヨーロッパは熾烈な戦場に。ルーズベルトはその戦争に加担したかった。
 がアメリカ国民は戦争に関心が無い。それを戦争ムードに巻き込みたかった。資本家にとって戦争は儲かるからだ。
 西部開拓以来、アメリカは西へ西へと経済圏を延ばし、その意欲はさらに西へ食指を延ばす。ペリーは力尽くで日本を開国させ、あくなきアメリカ経済界、資本家の手は中国大陸にまで及ぶ。
 日本は大陸の混乱に巻き込まれたいた。泥沼の支柰事変ではアメリカは裏から蒋介石軍に武器を供給し義勇兵を送り込む。日本など歯牙にもかけないアメリカ。ましてや有色人種。日本の存立、日本国民の生存など無視。太平洋は風雲急を増していた。
 アメリカは日本の暗号を解読。公電を盗聴。情報筒抜け。近々に日本が戦争に走ることを知る。ルーズベルトはそれを待つ。日本の一撃を待つ。基地から空母を待避させ、無用になりつつある戦艦を囮に。
 かくして真珠湾に黒煙が上がる。ことは恰好の口実に。欺瞞の奇襲攻撃と煽った。アメリカ国民は湧く。国内に戦争ムードが盛り上がる。ルーズベルトはしてやったりとほくそ笑む。まんまとその手に乗った日本。その遺骸が戦艦アリゾナ。今も慟哭の涙(油)を吹き上げる。
 真珠湾慰霊の旅_d0013739_16483846.jpg
 慰霊。外交儀礼。飾り言葉が多かった。
 良い方向へ向けば良いが。またも巧く利用されないか。

 かってハワイを遊覧した折、真珠湾には行かなかった。
 行ったのはビショップ博物館だった。



by natsuman | 2016-12-29 11:01 | 歴史諸々 | Trackback | Comments(0)  

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