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礼文敦盛草 7/15

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 宗谷岬は日本の北辺だ。一年の半分は寒気に包まれるだろう。房州人のように肋が一本欠けてるような軟弱なお人好しには到底住めそうにない。
 礼文島はさらにその海を隔てた孤島だ。その北辺スコトン岬にも人は住んで居る。ガイドさんの話し、そんな礼文島が良くてここから離れられない人が居ると聞く。人それぞれ、好き好きだけでとは語れない何かがあるのだ。
 世界で礼文島だけに咲く花がある。レブンアツモリソウと言う。自然の花はもう時期を過ぎたが、観光客用に開花時期を遅らせたものが展示されていた。白に近いクリーム色の母衣にも似たふっくらした花。アツモリソウの名も平敦盛が背負っていた母衣に似てるからというのが命名の由。
礼文敦盛草 7/15_d0013739_9175120.jpg といってもこの「母衣」(ホロと読む)、知る人ぞ知るである。戦国時代初期に戦場での我が勇姿を際立たせるためか、背に負った大きな袋状のモノ。なぜこんなものをという代物でもある。時折時代劇にも出てくる。それに似ているというのだ。なるほどね、確かにそういう感じがある。
 礼文へ行ってこの花を紹介しないと本当に行ったのかともなりかねないので載せておく。

by natsuman | 2014-07-15 09:19 | 自然環境 | Trackback | Comments(0)  

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