火縄銃射撃、安斎杯大会 3/24
その道を開いた安斎實氏の遺徳を偲んで行われる大会。何回か優勝もしたが今回初めて一部種目参加を止めた。筋力視力が漸減し正常な射撃が難しくなった、と共に意欲も後退気味と言うのが理由。実際、銃器の整備もお粗末になる。当然かっての栄光はどこへやら、メダルも賞状もどんどん遠くなる。
管打ちは火縄を使わない点、射撃の道具立てが少なくて済む。しかし、強力なバネを使うので引き金が滅法重い。
えいやっとくそ力で引き金を絞ることになるし、ハンマーの衝撃で銃がびびるから正確度に欠ける。火縄銃の微妙な引き落としの感覚からすればまるで丸太ん棒を振り回すような趣きがある。
日本で長く火縄銃が使われ続けたのは火縄銃の方が精密射撃には遙かに優れていると日本人が悟ったことが大きい。
by natsuman | 2014-03-24 08:51 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)