筆はあっても硯がない 7/8
教育は読み書きから始まる。読みを覚えるとともに書くことを覚え、紙という媒体を得て文字は記録となった。紙は長らく記録の主たるものだった。古くは古文書が、印刷が発明されてからは本となった。何事も記録性を考えれば紙の出番であった。
今日それがパソコンの時代であっても、それが習い性となっていては紙との縁はなかなか切れない。ましてや老人なら尚更のこと。文字を書くのにパソコンを利用しても、それを見慣れた方式で手元に置くためには、変換装置即ちプリンターはなくてはならない必須道具だ。。
一方若者にとってパソコンはバーチャルな世界への入口という意味合いが強い。そんな使い方にプリンターは必ずしも必要でない。今はスマホに取って代わられつつあるが、孫たちの使いっぷりを見てもそれがよく分かる。
しかしプリンターの存在は重要だ。キーボードの右前、プリンターの置いてあった空間が侘びしいのも、その重要性故だ。
ともあれしばらくプリンター無しでいくしかない。が不便極まりない。そこでつくずく思った。我が家にはパソコンは外にもある。ならプリンターも複数台あっていいと。
第一FAXがあるではないか。あれをパソコンで使える稀種にしておけば良かった。そこまで気が廻らなかったかと間抜け先生は頭をかく。
by natsuman | 2013-07-08 09:02 | Trackback | Comments(0)