行くべきか行かざるべきか 10/25
来月の25日、和歌山の射場で前装銃射撃の日本選手権大会がある。それに参加するかどうか迷ってる。
この大会は日本ライフル射撃協会主催の正式大会。最も格式がある。ここで優勝すれば前装銃の日本チャンピオンだ。
前装銃射撃は特殊なジャンルだ。使える射撃場は極めて限られ、全国的にも数カ所しかない。ましてや侍筒競技が可能となるとさらに少ない。それが原因してここ数年は和歌山で開催されてきた。和歌山県ライフル射撃協会が管理するミカン山の中の射場だ。
関東から和歌山は遠い。持ち込む道具の多さから行くのはどうしても車になる。しかも名阪を越えてさらに南下しなければならない。どうしても関東からは行きにくい。それが災いしてか日本選手権大会とはいえ関東の会員の参加は少ない。
それでもこれまで3,4回参加した。しかし老体の身では長駆のドライブは大変。やむなく運転代行を兼ねて家内を連れて行く。結果、行って帰ってでは済まなくなる。その度に付近の温泉や名勝を訪ねて慰労を兼ねることになる。当然費用も掛かる。でもそれはいい。それはそれでお楽しみだから。
しかししかしだ。年々身は老いさらばえ目は霞み、銃を支える腕の筋力も萎えた現状では、往年の活力発揮にはほど遠い。楽しみが苦しみにもなりかねない。
この15年間、充分に面白おかしく楽しんだ。もう後ろへ下がる頃合いかもしれない。ならば、このところ遠ざかっていた侍筒の豪快な射撃をこの機に楽しみ最後とする。それでもって退場の花道としてもいいか。
by natsuman | 2012-10-25 13:05 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)