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君が代ならぬ我らが世         1月16日

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 先だって茨城へ行った折、筑波神社・笠間稲荷・東金砂神社にお参りした。初詣である。土地の神様には元旦に挨拶してある。
 筑波神社は夕方で写真を撮り損ねた。東金砂神社は先日紹介した。約60段の階段を4個所も登って足ががくがくだった。画像は笠間稲荷の本殿。
 山門の前に妙な石があった。この石ころは所謂「さざれ石」である。小さな礫がいくつも固まって、いつしか一塊の岩となる、それをこの石が物語っている。
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  国歌に「さざれ石の、巌(イワオ)となりて、苔のむすまで」とあるのは日本人ならどなたもご存じだが、これがその「さざれ石」。もちろんこれに類するものは全国各地にあり、何もここだけのものではない。ここも同様に「さざれ石」とはかく言うと参詣客に訴えているのだろう。

 このさざれ石を見る度に、日本の国歌の歌詞はつくづくいいなと思う。国民の一人一人の力は小さくても、しっかり団結して、いつしか国を強固なものにし、なおかつそれが苔の生えるまで盤石にあれ、と謳っているのだから。実際そうでなくてはならない。
 ただ「君が代」という部分はいけない。それなりの意味があって戦争という手段をとらざるを得なかった日本が、結果、惨憺たる負け方をして大きな方向転換を余儀なくされたわけだが、その結果、治世もがらりと変わって、戦前の正に「君の世」から、戦後は「我が世」を謳歌する民主国家に大きく変転した。
 その根本が変わった国としては、国歌は絶対に「君が代」ならぬ「我が世」でなくてはならないと思っている。それも真剣に。
 それ故、国歌斉唱の際、ボクは「我らが世は~」と歌うことにしている。出来ればそれが世に広がるといいなあ。
 
 我らが世は 千代に八千代に
         さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで


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by natsuman | 2012-01-16 16:28 | 温泉・旅 | Trackback | Comments(0)  

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