人気ブログランキング | 話題のタグを見る

相馬野馬追こぼれ話    7月30日

 相馬野馬追行事はある種の階級制が厳しい。しかしその階級制も今は固まったまま、ほぼ停止しているように見える。総大将はいつも相馬家当主だし、家臣の家禄も昔のままで、それぞれの役割も代々引き継がれていくのみだ。
 それに比べ炮術師達は別格だ。剣術指南と同様、単なるお雇いだから、家臣ではない。従ってその筋の指示があればボク等のような雇われ炮術師も行列に加わることが出来る。
 ということは、もしも、そんなことは今ではあるはずもないが、仮に負け戦でいよいよ天守閣が崩れ落ちる、総大将共々家臣が差し違えて自刃するような場合にも、お雇いはそれに義理する必要はない。逃げ落ち延びることが出来る。それが非難されることはない。
相馬野馬追こぼれ話    7月30日_d0013739_83598.jpg
 22日、総大将出陣の宴。相馬中村神社社務所前。雇われガンマンも祝宴にあずかる。

相馬野馬追こぼれ話    7月30日_d0013739_8365692.jpg
 23日、市内行列。行列の片側には、伝令役の騎馬が常時カッカと蹄を鳴らして往復する。歩きながらも後方に気を配らないといつなんどき馬に蹴倒されるかも知れないと現代人にはちょっと恐ろしい。

by natsuman | 2011-07-30 08:41 | 教育学習 | Trackback | Comments(2)  

Commented by 似矢利 at 2011-07-30 14:51 x
大人の時代劇ごっこですね (^_^)b
Commented by natsuman at 2011-07-30 16:44
まさしくその通り。でも日本だけじゃないんですね、こういうのは。世界中がそのようです。(笑)

<< 掲載写真が届いた     7月30日 肩章に鞭         7月29日 >>