特例参加、砲術隊
地元關流の撃ち手を含めて総勢15名が小は4匁筒から大は100匁筒までそれぞれ豪快に発砲。しばし境内は轟音と白煙に包まれた。
観衆はもちろんやんやの喝采。一番喜んだのは地元市長さん。何せあの凄まじいばかりの被害状況である。町の復興の責任を担がされた市長としては何より気持ちの奮い立ちが必要だ。
浜通りで元気なのは相馬市民だけという。とはいえ市中の随所に屋根瓦が崩れてブルーシートが目立つ。立ち入り禁止の札が張られた傾いた居宅も数知れない。
道路は福島市と結ぶ115号だけ。陸の孤島寸前である。それでもこの地に中村神社あり。歴史的行事あり。総ての家族を失い、飼っていた馬も失い、天涯孤独のみになってなお借金してでも野馬追に参加するという、この情熱がこの地域をしっかり支えている。頑張れ相馬市民。頑張れ東北。
by natsuman | 2011-07-25 19:36 | 祭礼行事 | Trackback | Comments(2)