4月5日(火) 古文書に親しむ
今日は古文書の話。今日から新年度の城山古文書研究会がスタートした。総勢11人の火曜班だ。市民グループ研究活動の一環である。
古文書に興味を持ってもう5年くらいか。自己流で少し勉強して後、市立博物館の「古文書に親しむ講習会」に参加。ついでにと図々しくもグループ研究会に飛び込んで3年目。
解読するのは、今の和田町の江戸時代の商人だった「鍋屋嘉兵衛」という人物が残した、仲間7人との諸国参詣道中記である。我らの他にもう2班が同じように解読を進めている。
東海道を上って伊勢、奈良を回って山陽道から四国へ渡り、京都を見物して今は関ヶ原にかかるところ。これより中山道に入ってまだまだ続く。とてつもない長旅だ。昔の人の足の達者なこと驚くばかり。有名な弥次喜多道中同様に、途中途中実に面白いことが起き、まるで自分が昔の旅をしているようだ。
お陰様でこの二年間で随分と読めるようになった。グループ研究の賜のだが、教導役の博物館の岡田先生の講義が実に素晴らしい。未だに初心者であることに変わりはないが実に面白い。それにしても自分の字に対する知識がいかに浅く幼いことか。今ではものを書くと云うとすぐにパソコンのお世話になってしまうが、文字とは改めて素晴らしいことに気がつく。昔の人は実に字を知っている。もっとも当て字が多いのには閉口するが。
今日はその一番の初学者である小生に、解読結果を逐次まとめて皆さんに資料を配布するようにと班長さんに云われ、戦々恐々としている。果たしてやれるか。こいつはぼんやりしてはいられない。一字一句聞き逃すまいと緊張して今日はくたびれた。
by natsuman | 2005-04-05 18:19 | 教育学習 | Trackback(1) | Comments(0)