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八幡んまち            9月19日

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 なぜか房州の人達は、祭りのことを「まち」と云う。ご当地、秋の一番、鶴ヶ谷八幡宮の大祭を、皆さん親しみを込めて「八幡んまち」と呼ぶ。「八幡の祭り」という意味だが、「の」が訛って「ん」になった。
 よそから来た人がこれを聞くと始めは「ウン?」という雰囲気になる。「祭り」の方も訛って「まっち」とか「まち」になってるから、馴れないと発音しにくい。都会では聞かない言い方だ。
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 久しぶりに昨夜家内と連れだってお参りした。元々の地元人なら必ず出かけるのだが、45年も住んでいるとはいえ、まだ土地の文化が染みついていない身は、時折思いだしたようにお参りするのみ。
 昨日、近隣のそれぞれ由緒ある神社八社から神輿が境内に集まった。官弊大社の安房神社は別格でやってくる。昨日が宵まち今日が本まち。外にも山車が集まり境内は土ほこりと喧噪で大いに賑わう。
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 昔はこの祭りがご当地最大のエキビジョンだった。そこで人がごった返すことをここでは「八幡んまちみたい」という。
 そんな日にどこかで食事といっても、どこも満員で難しいだろうと思いつつ出かけた。ところが案に相違して以外に店は空いている。市民はこの日はどこも祭りを祝い、御馳走を作って家で秋を楽しむから、外食する習慣自体がないのかもしれない。となると俺たちはまだ地元人間じゃないんだなあと笑った。

by natsuman | 2010-09-19 15:57 | 祭礼行事 | Trackback | Comments(0)  

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