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現場確認              9月17日

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 秋は館山市民にとって大きな祭礼のある季節。9月はいわゆる八幡神社の秋期大例祭。10月は南総里見祭りだ。
 後者は観光祭りで正規の祭礼ではない。しかし今やこの地域最大の呼び物になっている。右のポスターがそれ。観光協会が中心になって準備しているが、今年はまだ予断を許さないことが一つある。
 それはこの祭の一番の見せ場である城山公園での合戦、それも火縄銃による空砲演武である。演武には江戸時代の火縄銃を用い、黒色火薬を使って、実際に空発砲する。花火と同じ黒色火薬はその発射音が重く大きく、また派手に白煙を上げるから、観客はその轟音と発射煙の迫力に大喜びする。時代祭りではこれが今や欠かせない。
 ところがこれには公安委員会の許可が要る。火薬の消費許可という。ところが今年は千葉国体があり天皇皇后のお出ましもある。また秋には横浜でAPECの国際会議があるとかで、火薬類の移動や携帯、消費が大変うるさい。
 そのとばっちりを受けて、土地によっては強力な自粛要請を受けて、ここ何十年続いた伝統をとうとう取りやめにしたところもあった。
 とはいえ消費許可が降りないと演武ができない。例年の通り書類を作り、観光協会を通して所轄署に申請したのはもちろんだが、一度返されて自粛を要請された。
 しかし、この砲術演武がないと祭りの一番の見せ物がない、これは困ると観光協会もあらためて計画を少し変更し、また安全対策を立て直して再度申請するkとになり、今日その現場確認があった。
 といっても、いつもの場所の城山公園の芝生広場。立ち会って安全であることを強調して説明。しかし、この先まだ県の公安委員会で引っかかる可能性がある。
 周辺の人々からは、今年も「あれ、あるんでしょ。やるんでしょ」、と期待の声が掛かるのだが、そんなわけで今一つ確実にやりますとは云えない。でも何とかなることでしょう。そうあらんと願っている。

by natsuman | 2010-09-17 17:58 | 祭礼行事 | Trackback | Comments(0)  

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