古銃=火縄銃ではない

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 先だって米子の山陰歴史博物館へ行った。かっては市庁舎だったらしい雰囲気の古い建物で、期待して入ったのだが案に相違して、ただ古くさいものが並べられているだけだった。
 中にこの火縄銃の展示があった。しかし説明が間違っていた。大体どこの博物館でも火縄銃の展示となると説明がなおざりである。正しく説明されていることは滅多にない。松本城のように著名な古銃研究者の遺品などが展示されている場合はさすがにそういうことはないが。
 意外に手入れが行き届いたかに見えるきれいな古銃が二丁並んでいる。上は明らかに火縄式。銃身が三本束ねられていて、いわゆる三連銃である。だが銃身を手で回して次々に発射する方式にあるような銃身を回転させる仕掛けが見えない。
 説明では一挙に3発発射するように記されている。でもフーンそんな使い方があるかと首を傾げた。何やら怪しげであるが分からない。銃身が回転するかどうか手に取らないと知りようがないし。
 下は明らかに管打ち銃。火縄銃ろうかではない。説明書きを作った方が違いを知らないのだ。こういう例は結構あって説明が違ってますよと係に伝えることもある。管打ちの方は博物館展示品にしてはなかなか上物。機構は管打ち式でも形態は伝統的な日本式の火縄銃と全く同様。なかなか優美である。
 古式銃には必ず登録証がついている。それがないものは違反品とされる。そこには形式の記載があり、火縄式、燧石式、管撃ち式、薬包式などと点火機構の違いにより形式が区分されている。ところが管打ち式なのに火縄式と誤記されている例が結構ある。登録の際、間違えるのだ。肝心の審査員が鉄砲に関して無知なのだ。
 オークション等でも素人間違いが良くある。素人だからとはいえ、あまりに無知で、稚拙な説明があったりしては苦笑させられるばかり。世間では古い鉄砲はみな「火縄銃」だと思っているのだろう。だが古式銃の全てが火縄銃ではない。
 現代の銃器と異なるのは分かっても、日本古来の和銃も欧米で育った洋式銃も、みな一把一絡げに火縄銃とするのは、知識としてもあまりにお粗末過ぎる。一見似たようなライオンとトラどころではない。ゾウとキリンを一緒くたにするようなものだ。
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# by natsuman | 2017-04-23 09:59 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

膝の悩み

d0013739_10312924.jpg膝の痛みに悩まされている。関節に水が貯まったのだろう。
回復気味ではあるがなおまだ正座は難しい。太もも裏がパンパンでギュッと折れないのだ。
まるで太ももの裏に棒を一本挟んだか、あるいはゴム風船を二つに折ったときのよう。
立っている分には宜しい。がとにかく曲げるのが辛い。
一度しゃがんだらもう後がいけない。立つのに往生する。
体操には何とかだましだまし行っている。左脚をギクシャクさせながら。
登るのは好い。が坂を下る時がいけない。どうしても左膝関節に衝撃が加わる。
右手のステッキで衝撃を支える。多少楽になるがステッキを持つ腕は疲れる。
5月3日にマスターズの水泳大会がある。こんな状態で果たして大丈夫か。
泳げないわけではない。問題は飛び込み台に上がれるかだ。それが怖い。

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# by natsuman | 2017-04-22 10:04 | 健康保全 | Trackback | Comments(0)  

関金温泉

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関金温泉とはあまり聞かない。
がそれは関東の人間には知られていないだけ。
山間の隠れた温泉。それなりに歴史のある古い湯だ。
近くに著名な三朝温泉がある。その陰に隠れがちだが湯の格は遜色ない。
三朝と同じラジュウム泉。歴史も泉質も第一級である。
まだ湯に入っていない。次の機会が楽しみだ。
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ここは元関金町である。合併して倉吉市になった。
この画像にもあるように美作街道が通っている。
交通の要衝。当時はそれなりに賑わったらしい。
その証拠に鉄道がある。
倉吉から、この先の峠を越えて岡山へ抜ける線路が出来るはずだった。
が完成する前に路線廃止の運命に。
今も所々に線路や鉄道敷が残っている。
もし開通していたらこの辺りは結構な街になっていたのではないか。
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ここで里見氏10代、最後の殿様、忠義が生涯を閉じた。
忠義は関金の湯に浸かっただろうか。

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# by natsuman | 2017-04-21 18:01 | 旅と温泉 | Trackback | Comments(0)