カテゴリ:菜園農耕( 26 )

 

ついぞ昔の風景

昨日、ポンポン船は蒸気船ではない。発動機船だと書いた。
その発動機と云う言い方、何やら古めかしいが、
かっては立派な産業用機械だった。
農家に耕耘機が現れる前のことである。

子供時代、秋になれば動画のような光景がどこでも見られたものだ。
(動画はnetからお借りしました)
初期の小さなエンジン。それを発動機と呼んだ。

農業用の発動機、略して農発と云った。
軽量、可搬。必要な場所へどこでも運んで使えた。
田んぼへの揚水に、秋には脱穀にと便利に使われた。

エンジンとしては今日のガソリンエンジンと同じ。
燃料は石油。始動する時はガソリンを使って切り替える。
大概は1気筒。圧縮圧も高くない。構造は極めてシンプル。
冷却はシンプルなホッパー式。
貯槽に溜めた水が熱で沸騰し、蒸気となって逃げていくことで冷却した。
機械装置の割りには不似合いな仕掛けで、その様は湯を沸かしているよう。
子供心にも不思議に見えたものだった。

始動はフライホイールを手で回す。すると吸気弁と排気弁がパカパカ云い始める。
ついでシリンダーの中で燃料が爆発し、圧力で以てピストンを動かす。
さらにコネクチングロッドを前後させ、連なるクランクを介してフライホイルを廻す。
それが連続して作動すれば回転動力装置となる。そんな様がリアルに見て取れる。
同時に排気音も出る。簡単な消音器があったが効果はどれほどだったか。
パカパカと甲高い愛嬌のある音が特徴ともなった。

漁船にも使われた。もちろん推進動力として。
発動機は、ガソリンエンジンと同じ電気点火式機関。別名着火式エンジンとも云う。
それを搭載した漁船は電気チャッカとか、ただ単にチャカと呼ばれた。
動力付きの小舟、それがチャカだった。
回転を制御するには燃料送量を増し、合わせて電気点火タイミングを早め、
カムを調節するといった、ややこしい操作が必要だった。
農発と異なるのは前後進切替用の逆転機と推力受けが付き、海水冷却という点だけ。
機関そのもは農発とさして違わない。

発動機と称されるこの類いは、今どきの高速機関ばやりの中で馬鹿に愛らしく見える。
それに魅力を感じたか、マニアが大勢いる。
古いものを探してきては修復し、パカパカ運転しては楽しんでる。
全国に広がっている運転会はそんな連中の自慢会でもある。
ボクも一台手がけてみたいが、ちょっと歳をとりすぎた。
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by natsuman | 2017-12-04 15:09 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)  

総堀り

いも畑を掘り返した。種類はベニアズマ。
二人住まいでは処理しきれない。
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せっせと皆さんにお配りするしかない。
これで今年の秋の収穫は終わり。
しばらくは畑の整備、土との格闘だ。
機械も手に入ったし。
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今朝の朝日は大分南に移動。高度も低くなった。
朝のラジオ体操も直に暗い中でやることになる。

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by natsuman | 2017-10-14 06:29 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)  

ミニ耕耘機を手に入れる

人間は機械の発明によって単純作業や肉体労働から解放された。
趣味の世界でも同じだ。
農耕・園芸、家庭菜園、今や機械なしに成立しそうにない。
まして高齢者では。
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我が家の畑はほんのわずかだ。でも機械が欲しい。
これまでは幸いご近所のKさんから機械をお借りできた。
だが思い立ったらいつでも使えるようにと探していた。
そこへ不要な機械がある、処分したい。欲しい人があれば差し上げる。
という情報が飛び込んできた。
オオー、それっとばかりそのお宅へ。
軒下に放っておいて既に5年。動くかどうか、それで良ければとのこと。
見た目は上等、何回も使っていないらしい。二つ返事で頂戴した。
但し「使えるかどうか今はまだ分からない。とりあえずお預かりしま」。
「もし整備しても駄目なら当方で処分します」とお断りした。
まあ、そんなこともないだろう。早速運び込んだ。
汚れを除去しながら各部を確認。
次いで燃料タンクや給油ホース、キャブレターをチェック。
操縦系のケーブルやら何やら、可動装置に不具合はないか。
取り敢えずガソリンを入れる。コックやこし器、燃料系に漏れがないか。
キャブレターへ行くかどうか、詰まっていないか。
プラグに火花が飛ぶか。あとは圧縮があるかだ。
スターターを引く。と少し疑問が。馬鹿に軽い?
おかしい。圧縮がない?
もしかしてバルブ固着か。開きっぱなしか。
だとしたらヘッドを開けなければならない。
それはちぃと厄介だなと少し顔が曇る。
でもオイルはまだきれい。充分にある。
とりあえず摺動部の隅々までオイルを行き渡らせようと暫く廻し続けた。
すると突然、ババッと爆発音がした。
何だ掛かるじゃないか。圧縮なんか心配しなくて良かった。
やったー。こうなれば基本的なことに問題はない。
あとはエンジンがなじんで、しっかりと生気を取り戻せばいい。
しかし問題があった。プラグレンチがない。何せプラグがやけに奥にある。
手持ち道具では届かない。20cm近い馬鹿に長いものが要る。
元のお宅にあったはずだが相手はご婦人。確かめようがない。
ホムセンで探したが今ひとつ適当なものがない。
やむなく購入店で純正品をとってもらうことに。

エンジンは軽快に廻る。早速、畑に引っ張り出し、使ってみた。
音は快調。耕耘も順調。結構毛だらけ猫灰だらけ。
ただ、この機械、減速機が付いていない。
クラッチを握れば一方的にタッタタと動きだし、耕耘を始める。
畑の中なら問題はない。だが移動させる時にローギアがないのは不便。
押したり引いたりしなければならない。そこが唯一の欠点。
そういえば販売店に同じ型式の新型があったっけ。
それには変速機が付いていた。きっと使い勝手が随分違うだろう。
まあ仕方がない。慣れることだ。
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by natsuman | 2017-10-13 09:36 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(3)  

いもの試し掘り

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畑とは大げさだが、草だらけになってしまった。
いろいろ野暮用が重なり手が回らなかったのだ。
収穫を終わったナスがまだ野暮な姿を残している。
やっとそれを処理した。
外にもいろいろ片付けものがある。
最後に残ったのはサツマイモ。試し堀りしてみた。

種類はベニアズマ。
数は少ないが見た目にはまあまあの出来か。
早速、揚げ物にして夕食の膳へ。
どうやら美味しくできたようだ。
後は明日にでも堀りあげよう。
それにしても、この日は暑かった!
庭の寒暖計が30度を超していた。
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さてサツマイモは収穫後が厄介。
何せツルだの葉っぱだのが一杯出る。
上手く処理しないといつまでも残っていて扱いに困る。

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by natsuman | 2017-10-12 09:27 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)  

採り手がいない

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昨年末亡くなった義兄、つまり家内の兄の新盆を今年迎える。
その法事に出席した。主体は実家の側。ボクの出番はない。
家内の父代わりだった。とても世話になった。
義兄は果樹園経営とは云うものの実態は農家。時を経て既に甥っ子の時代にある。
皇室献上ビワ先駆けの栄誉も今や消えかけている。
経営形態の変わったこの時代。旧態な果樹園経営は対応出来ない。
園主はとうに見切りを付けている。
そのまた子供たちがそれを継ぐかどうか。期待は難しい。
一時は新進気鋭の後継者として活躍した園主も子供たちの成長を見守るしかない。
びわ栽培は手がかかる。しかも機械化されていない。人の手に頼るしかない。
があまりにもその人手が足りない。
びわ山の一隅に、プラムが真っ赤に熟れている。だが採り手がない。
放っておけば落ちるだけ。それを惜しんで家内が採ってジャムに仕立てる。
出来上がったジャム。色といい味といい老爺の好む代物ではない。
見た目は美味しそうだけれど・・・・・。
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by natsuman | 2017-07-01 16:16 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)  

ソラマメが種に

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我が家は豆が好きだ。一年中、食卓に豆類のないことがない。
ソラマメ・インゲン・トウモロコシ・茹で落花生等々。
新鮮なものがない時期には塩豆や煎り大豆も上がる。
大豆は素豆をただ煎っただけの、鬼打ち豆と云った方が早いか。
これをポリポリやりながらウイスキーなど頂くのは至福である。

房州に来て美味いと思ったのはソラマメ。それも白浜産がいい。
いわゆるお歯黒になる前の若い柔らかいのを頂く。堅くなっては駄目だ。
鞘から剝いて青々した豆を薄塩で茹でる。柔らかいのは皮付のまま丸ごと食べられる。
新鮮みが口中に広がる。口福とはよく云ったもの。

昔は農家から買っていた。今はスーパーで。しかし最近は頂き物も多い。
中には畑に取りにお出でと請われる場合もある。もちろん飛んでいく。
大喜びするから送る方も張り合いがあるのだろう。
数年前からは自分でも畑で育ている。量は大したことがないが。
それでも最盛期にたっぷり楽しめる。
何しろ生産現場から消費地まで僅か10数メートル。新鮮この上なし。

それだけに今年も愈々最後の収穫をと期待していた。
ところがその前日、事件が起きた。高熱で五体がどうにもならない。
収穫を逃がしてしまった。その間、ソラマメは精一杯熟していく。
今年は種の生産に終わってしまった。

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by natsuman | 2017-05-26 09:12 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)  

留守中に

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 しばらく留守したら畑のキヌサヤが沢山実っていた。家内は大喜び。嬉々として収穫に励んでいる。
 しかし茎や蔓が当初計画していた以上に伸びて、大きすぎるかと心配していた棚もどこにあるか分からないほど。どうも棚が危うくなってきた。直してくれと云われて慌てて補強をした。中々思うようには行かないものだと悟らされる。
 二つは種類が違う。どう違ったかはもう忘れた。確かスナップエンドウとキヌサヤだった。一つはつる性。もう一つは地生えに近い。
 毎年、収穫時になると、ああこれはどうも選択を誤ったなと反省することが多い。何しろ種子はいろいろ種類があって、毎年どれを選んでいいかで随分と迷う。その時はエイヤッと決めて、収穫時にはありゃーというわけだ。ま、エンドウの類は嫌いじゃないから良しとしているが・・・。

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by natsuman | 2017-04-20 14:11 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)  

土が乾かない

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今年の雨の多さは尋常ではない。
と云って幸いなことに大雨や出水なんてことには縁がない。
それでいてポチポチ、ショボショボ、よくまあ降るねといったところ。
何でそんなことをと思う方もあろう。
畑を耕せない。それでいて雑草の勢いは止まらない。
草を刈ってもそれがまた乾かない。いつもでも刈り草の山。

これから先を思えば、良くうなって土をほぐし、畝を作っておきたいのだが・・・・。
お陰で秋の農耕は一向に進まない。

そこで気がついた。「うなう」とは耕すの意味だが、そう読ませる漢字がない。
へー、漢字がないんだ。うなうとは大和言葉だったのかな・・・・。
恩師に問えばたちどころに解説してくれるだろうが既に鬼籍にある。
しばらくは課題ですな。

閑話休題 (それはさておき、話を元へ戻すの意味)
何せ粘土質である。雨が降ればルヌル。乾けば日干しレンガ作れそう。
機械でほぐしてもほぐしてもサラサラにはならない。
籾殻を毎年すき込んではいる。でもまことに始末が悪い。
排水路を設ければ良いが、それでは下の畑の方に申し訳ない。
となると自然に乾くのを待つしかないが今年は乾く間がない。
8月に撒くつもりのソバも完全にまき時を逃した。
〇〇さん、ネギがあるよ、大根を撒いたら、とご近所から声が掛かる。
が受け入れ準備、未だならずである。
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by natsuman | 2016-09-25 08:49 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)  

嵐中の月下美人 8/17

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 産まれどころもコースも変わり者の台風が房総半島沖合をかすめていった。
 こういうとき、はじめは東風、次に北風、過ぎれば南西風と風向きが変わる。
 そんなことは自明の理だが、それが理解できない方が結構いるのに驚かされる。
 大学時代、海洋学はもちろん海洋気象学も学んだ。何れも成績はまことに宜しかったはず。
 そして一年中、海に出てはそれらの実践に励んだ。
 気象予報はまず観天望気から始まる。
 そこに多数の気象データが加われば加わるほど予報がしやすくなる。
 今、日本中、陸上は膨大な気象ロボットからデータが送られてくる。海上は船舶からだ。
 それら膨大なデータをコンピューターにかけて解析し、気象変化のパターンを見いだす。
 さらにそれを高速コンピューターにかけて予報に持って行く。
 予報に欠かせない雲の動きはレーダーで掴む。
 今やコンピューターなしの天気予報は考えられない。
 しかし、テレビでの予報解説は気に入らない。
 解説者が気象データオンリーだからである。
 つまり、部屋の中で天気を予想し、予報しているからだ。
 開設する前に一度、外へ出て空を仰いでこい、と云いたい。
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 久方ぶりの台風に、庭の月下美人が昨日一輪、今日一輪と震えていた。
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by natsuman | 2016-08-17 08:53 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)  

沢山出来たか 7/6

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 一寸出かけて留守したら、その間に菜園は鈴なり。とりあえず適量を収穫した。
 だがサツマイモはとうとう植え付けを逃した。気がついた頃にはもうお店に苗がなかった。
 この後はしばらく草刈りに除草にと専念するだけ。下旬にソバを蒔いて終わりか。
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by natsuman | 2016-07-06 09:19 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(0)