カテゴリ:射撃砲術( 166 )

 

かき初め

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「年の初めの試しとて」と撃初めにでかけた。
4日ともなるとさすがに人が少ない。一人立ちでゆっくり撃つ。
第一ラウンドはまあ良かった。もちろんこの歳にしてではだが。
正月特有のパウダークレーが続けて割れた。
当たった瞬間、赤いパウダーがパッと散る。
よーしこれなら良しとする。
だが後がいけない。つまらないミスも続出。ガタガタだ。
肩付けが定まらない。ヘッドアップする
腰が廻らない。スイングが止まる。飛んでいく皿の先に銃がでない。
皿がよく見えない。目をつぶってしまうことさえある。
割れたかどうか判断がつかない。加えて引き金の指が固まる。
結果、追射ができない。
これでは当たるわけがない。ほうほうの体で射場を後にした。
それでも射撃の心地よいショックと音、そして興奮は心地が良い。
但しスコアは書き初めならぬ”恥のかき初め”。
新春の抱負は、相も変わらず「歳はとりたくないものよ」。
でもなお元気で射場に行けるだけまあましか。


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by natsuman | 2018-01-05 09:43 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

老化故の終焉

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趣味道楽というものは、それに夢中になっている時が華。
面白く愉快に没頭している間、後先のことは目に入らない。
それだけにそれを終わりにしようとした時、愕然とするものである。
特に老齢化という難問に向き合わなければならないのは辛い。
例えそれが知的なものであっても今は認知症などが迫ってくる。
ましてや身体運動を伴うものであれば、肉体の老化、運動能力の激減にいやが応もなく突き当たる。
しかも如何に無駄な努力をしてきたかとも悟らされて・・・・。

と云ってもある種世界の最先端を風を切って歩んできたわけではない。
それは平々凡々に尽きる。
まして今は高々しれた給与生活のなれの果て、年金暮らし。
立志伝中と騒がれるような波乱の人生を歩んだわけでもない。
さしたる蓄えがないのと同様に人生経験も谷がないのはいいとしても大きな山もなかった。
如何に大口を叩いてもそれでは大したことがあるはずもない。

過去の自分の世界を切って捨てていくのは実に偲びがたいものだ。
どうやら最後の趣味道楽となった射撃や砲術の道と縁を切らなければならない。
何よりも身体の運動機能が伴わないと自覚せざるを得ないのが辛い。
目の衰え。反射能力の後退。筋肉や関節の動きの低下。自覚せざるをえない。
クレー射撃がとにかく当たらない。射撃にならない。これではただの射撃ごっこだ。
所持許可が再来年の5月まである。それまでは何とか維持したい。
がこの後なお一年半も憂鬱に悩まされそうだ。
後は湯に浸かるぐらいしか楽しみがない・・・・・・・。そう年賀状に書いた。

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by natsuman | 2017-12-22 10:15 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(2)  

大筒、轟音を放つ

祭りとまつりは違う。祭りはいわゆる祭祀、祭礼のこと。
がまつりはただのイベントだ。
宗教には関係しない。もちろん神主も僧侶も出番がない。
千葉県八街市に”沖のまつり”というのがある。
八街市の沖地区のイベント。毎年、文化の日にある。
昨日はそこへ呼ばれた。まつりの一環として砲術演武を披露した。
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何しろ仲間の親方格の地元だから熱が入る。
会場は二州小学校の分校。
ナビを設定し違えて本校へ行ってしまい少々遠回りした。
学校が地区の中心であったよき時代を思わせる佇まい。
直ぐ近くを高層道路が通っているのに分校とは微笑ましい。

八街は関東ローム層やら火山灰やらが積もった大地。
水に乏しいことがピーナッツの産地となった。
開拓的な風土が歴史の彼方にある。
周囲にはピーナッツ畑が広がり、乾燥用のボッチが点々とある。
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演武はいつも通りだが、ただここは大筒が目玉。
30匁、50匁、300匁が続く。
ボクも重さに泣きながら30匁を抱え撃ちした。
どでかい300匁の大筒は持ち上げるだけで三人掛かり。
日本広しといえど300匁はそうは見られない。
日本は平和だ。本物の発砲音を聴いたことのある人は多くない。
せいぜいテレビや映画の世界でだろう。
パチンパチンではテッポウエビの放つ音にも劣る。
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それがこの轟音と白煙。観客の度肝を抜いた。
初めて聞いた方はさぞかしたまげただろう。

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by natsuman | 2017-11-04 16:54 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

台風接近の中、射撃大会

昨日はえらい天気に。遅まきの台風22号の襲来。
どうやら本州南岸を北東方向へ抜けそう。
となると我が地は回り込む暴風によって北東の風になる。
そこでにんまり。我が家の北東側は小さいながらも城山だ。
要は風陰である。案の定、一番激しい頃はそよともせず静かに過ぎた。
尤も雨は結構降った。今朝みれば側溝が落ち葉で詰まって溢れている。
公園の大木も一本、根元から倒れた。
いやー、こいつは骨阻喪症だったんだとは誰かの弁。
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昨日は朝から千葉市郊外へ出向いた。
日本ライフル射撃協会主催の第40回前装銃射撃大会があった。
次第に風雨が増す中の射撃大会。条件は最低だ。
的紙が雨に濡れて剥がれる。風に飛ばされる。
装填し終えてさていざ狙おうとしたら的がないなんてことも。
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ボクは出ない。持ち回りの総合優勝杯には既に数枚のリボンが付いている。
栄光は若い人たちに譲ろう。と云えば聞こえは良いが、実は腕が落ちた。
腕力はそがれ、目はよく見えず、それで高得点は覚束ない。
今は専らお手伝い。誰かがどんどんやることは放っておいて良い。
誰も気がつかない、あるいはやりたがらないことを陰で支える。
まさにボランティアーである。
なおボランティアーとは本来傭兵隊のこと。
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帰りの高速道路。ゆっくり90kmの安全走行。
だがトンネルを出るたび。猛烈な激雨に視界が閉ざされる。
一瞬ではあるが何度もはらはらさせられた。
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by natsuman | 2017-10-30 09:21 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

画像ファイルを頂戴する

昔、男の子なら皆鉄砲好きだった。
オモチャから始まって空気銃に。やがて本物へと移る。
とはいえ武器としてではない。趣味の道具としてだ。
昭和30年代はじめまでデパートの5,6階には鉄砲売り場があった。
本物を売っていた。もちろん日本のことだから猟銃・空気銃に限る。
戦前は民間人でもピストルが持てたが、さすがに戦後はそれはない。
大学卒業の初任給が1万数千円の頃、猟銃一丁5,6万円からした。
手が届く可能性は全くなかったが学校帰りに良く売り場を訪れ眺めていた。
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千葉に職を得た年、その冬、狩猟免許を取った。友人から一丁譲り受けたのだ。
以来54年も銃を所持し、狩猟に射撃にと楽しんできた。
釣りはフナ釣りに始まってフナ釣りに終わると云う。
それに同じで最初は単発銃から始まった。最後は火縄銃に終わりそう。
それも既に20数年、経験を重ねた。一発放つのに手間が掛かる仕組みが面白い。
今の若者は何かと球数の沢山でる銃に興味を持つ。
だがそんなものは多量生産方式で作られた工場製のただの仕掛け。
工芸的な要素を欠いて面白みがない。また手間暇をかける楽しみもない。
はじめは城まつり。後に南総里見まつりと改称。その鉄砲隊に参加してきた。
何年経験したか。良く覚えていない。記録に残そうと写真は撮り続けた。
デジカメが世に出てきた頃からで、画像ファイルがどれだけあるか。

とはいえ参加していては自分の写真は撮れない。
それだけに知人友人・お仲間等が撮ってくれるのは嬉しい。
自分が写っているのは第三者が頼みになる。
後で画像ファイルで頂けるのが一番。画像加工ができるから。
それに比べてプリントはちょっと残念。まして良く撮れていたりしたら尚更に。
今日はそんな頂き物を紹介しよう。二枚とも頂戴もの。
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ラジオ体操仲間でご近所でもある。ありがとう。

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by natsuman | 2017-10-24 09:49 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

火縄銃の小道具

d0013739_14422361.jpg日本の火縄銃はユニークである。
利便性を求めて色々な小道具を産んだ。
火縄銃は極めて原始的な銃だ。
もちろん薬莢が発明される前の産物である。
だから火縄銃には装弾というものがない。
装弾とは火薬と弾頭と雷管を薬莢に組んだものだが、それがない。
火薬も弾丸も直接銃身の中に装填した。

銃砲は筒内で火薬を燃焼させ、瞬時に発生するガスの力を利用する装置だ。
爆発という意味では内燃機関と同じである。
ガソリンエンジンは圧縮した燃料と空気の混合物にプラグで点火する。
では火縄銃は筒の中の火薬にどうやって点火するか。
答えは銃身の基部に小さな穴を開けるだった。

外側に火皿を設け、予め少量の点火薬を盛っておく。
そこに火縄の火を押しつければ点火薬が燃えて中の本薬に点火できる。
いい例が海賊船の大砲。カラクリがない。差し火式という。
大砲の基部上方に穿った小穴に点火薬を詰めておく。
それに何かの火を押しつければ瞬時に内部に点火、発砲となる。
そこに引き金装置、則ちカラクリを工夫したものが火縄銃。
一発撃つのに手間が掛かる。色々と小道具が生まれた。
その代表が点火薬を入れる小型容器。
点火薬を口火薬とか口薬と呼ぶので口薬入れと云う。
火皿に口薬を盛るための道具である。

これが実に上手く出来ている。
画像は筆者の口薬入れの一つ。丸い実のようなものの下に黒い蓋がある。
火皿に点火薬を盛った後、手を放せば自動的に蓋が閉まるという仕組み。
口薬は着火性に富むから、使用後は直ぐさま蓋をした方が良い。
日本独特である。形や材質も様々で美術工芸品でもある。
これを如何に手早く使いこなすかは炮術演武の見せ場か。
明日はその口薬の調整を行おう。
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by natsuman | 2017-10-19 09:51 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

薬盒の用意

雨が四日も続いた。もちろんその間、ラジオ体操はお休み。
運動不足が効いて身体の各部が不調を訴える。
聞けばその間、数奇者は雨を厭わず登ったらしい。
酔狂なことである。

この週末、土曜日だが、恒例の南総里見まつりがある。
今や無くてはならない存在とおだてられて鉄砲隊の頭を務めている。
昨日はその準備をした。火縄銃に用いる火薬の用意である。
正規に火薬の譲り受け許可を取り、また当日の消費許可も得ている。
当日は、開会式、演武披露、戦闘劇中、最後の祝砲と計6発を放つ。
それ用に1発分づつ計量し6本の薬盒に収める。
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火縄銃は元来手作り品。口径がまちまちだから、薬盒もそれに合わせて手作り。
演武中は手早く確実にかつ安全に使えなければならない。
もちろんそれなりに工夫が要る。

しかし左膝のお皿の下が痛む。膝を曲げるのが辛い。
演武は短時間に終わるから何とかなる。が武者行列は歩かねばならない。
もちろん身は鉄砲隊。シンボルの鉄砲を置いていくわけにはいかない。
その鉄砲が7.5kgもある。
”そりゃ鉄アレイを担いでるようなものじゃないですか”とは整形の先生。
それが悩み。
もとより少しでも軽くしたい。が軽いものは口径が小さい。
そうなると火薬量は少なく発砲音も小さい。白煙も細る。
見る側の心理としては花火と同じ。音が大きいほどうける。
何しろ空砲演武は”轟音と白煙のスペクタクル”という世界。
それが小さくては。
それを思うとそう簡単に軽いのにしておこうとは決めにくい。
というわけで当日どっちにするか選べばいいと二通り用意した。
はてさてどどちらを選ぶべきか。ここが思案のしどころ。
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by natsuman | 2017-10-18 11:07 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

少しは気が晴れた

夏の暑い間に一度行ったきり。
忘れそうな思いを起こしに一ヶ月ぶりでクレー射撃に。
スコアは散々だった。左の出る皿が丸っきり割れない。
肩付けがおかしいのか。腰が廻っていないのか。
はたまたスイングが止まっているのか。
もしかしたら先を打ち過ぎてるのではと疑心暗鬼。
一緒に撃った若いお嬢さんのスコアにも届かない。
彼女、まだ若い。父親の銃を譲り受けたという。
イタリア製の銘銃ブレーザー。
高級銃の香りも高くやや華奢だが好い造り。
まだその良さを分かっていないようだが。
若い人は何事も右上がりで進む。
片や老人は右に下がる一方。
スコアなんて気にしてもしょうがない。
それでも久方ぶりの射撃で気持ちはすっきりした。
そんなせいか、写真を撮りわすれた。
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by natsuman | 2017-09-26 08:37 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

火縄銃射撃・秋の大会

先週の日曜日、第20回目の火縄銃射撃安齊杯大会があった。
参加選手にはご婦人も居られる。夫婦で参加だ。
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安齊杯は、かって早稲田の射撃部にいて安斎實氏の功績を讃えて行われる。
火縄銃射撃の秋の大会だ。
もし二番手の射手に目が行ったらさすが。
火縄銃つまり日本の鉄砲は基本的に頬付け鉄砲である。
ところがこれは管打ちの肩付け。
そういうものもあるとしておこう。

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安齊氏は日本ライフル射撃協会の会長として多大な貢献をした。
旁ら日本伝統の火縄銃文化と射撃の研究を起こした方でもある。
その火縄銃や古式の炮術に関する書籍は名著として名高い。
今では手に入れにくく、古書オークションで探すしかない。
明治以降、西洋式砲術の導入に伴って江戸の古式炮術は瞬く間に消えてしまった。
その高い文化性に着目して氏は昭和の初めに中興する。
今や古式炮術に関する現代の元祖である。


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by natsuman | 2017-09-14 09:37 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)  

鉄砲の話

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画像は先日倉吉に持ち込んだ砲術演武用の道具だ。
鉄砲と太刀、鎧通しに袋。二人分ある。
刃物類は本歌を持ち歩くと銃刀法違反になる恐れがある。
したがってこれは模造刀。しかし鉄砲は本物だ。
150か200年前、江戸時代に手作りされた火縄銃である。
上は関流洋式の高級品。数が少ないから軽の新車1台分位はする。
下はボクので仙台筒のまあ中級品。これはその半値。
演武に使う火薬は種類も量も同じ。だから音は同じだし、
しかもカラクリが確りしていて発砲が確実。
安全確保には必須要件である。
これら日本の鉄砲を代表する火縄銃は、刀と違って新作が出来ない。
すべて骨董屋さん扱いの古物である。
鉄砲の基本構造は一端をネジ止めした、少々身の厚い鉄管に過ぎない。
今の技術で造るのは簡単だが日本は法律で禁止している。
つまり火縄銃は本物しかない。在るのは全て昔の人の手作りである。
銃身は刀作りの技術を活かして鉄砲鍛冶が火作りする。
内部の仕掛けや飾りはカラクリ職人が、台は台師が分業で作り、組み立てる。
日本のシステム工業の始まりである。
後に鉄砲鍛冶は自転車や人力車を作りオートバイ製作にまで発展する。
したがって先祖は鉄砲鍛冶だったという工業会社は結構沢山ある。
鉄砲製作は日本の工業技術の要なのだ。
第一日本のネジは鉄砲から始まった。
ネジは工業技術の要諦なりと云うくらいである。

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by natsuman | 2017-09-13 16:18 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)