2017年 09月 13日 ( 1 )

 

鉄砲の話

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画像は先日倉吉に持ち込んだ砲術演武用の道具だ。
鉄砲と太刀、鎧通しに袋。二人分ある。
刃物類は本歌を持ち歩くと銃刀法違反になる恐れがある。
したがってこれは模造刀。しかし鉄砲は本物だ。
150か200年前、江戸時代に手作りされた火縄銃である。
上は関流洋式の高級品。数が少ないから軽の新車1台分位はする。
下はボクので仙台筒のまあ中級品。これはその半値。
演武に使う火薬は種類も量も同じ。だから音は同じだし、
しかもカラクリが確りしていて発砲が確実。
安全確保には必須要件である。
これら日本の鉄砲を代表する火縄銃は、刀と違って新作が出来ない。
すべて骨董屋さん扱いの古物である。
鉄砲の基本構造は一端をネジ止めした、少々身の厚い鉄管に過ぎない。
今の技術で造るのは簡単だが日本は法律で禁止している。
つまり火縄銃は本物しかない。在るのは全て昔の人の手作りである。
銃身は刀作りの技術を活かして鉄砲鍛冶が火作りする。
内部の仕掛けや飾りはカラクリ職人が、台は台師が分業で作り、組み立てる。
日本のシステム工業の始まりである。
後に鉄砲鍛冶は自転車や人力車を作りオートバイ製作にまで発展する。
したがって先祖は鉄砲鍛冶だったという工業会社は結構沢山ある。
鉄砲製作は日本の工業技術の要なのだ。
第一日本のネジは鉄砲から始まった。
ネジは工業技術の要諦なりと云うくらいである。

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by natsuman | 2017-09-13 16:18 | 射撃砲術 | Trackback | Comments(0)