2017年 06月 08日 ( 1 )

 

温泉は宿泊してこそ

生まれて始めての温泉は蓼科だった。3歳か4歳くらいの頃か。
ハイキング姿の両親に連れられてよちよち歩いている写真が残っている。
伊香保や箱根にも行った。みな戦時中のことだ。
戦後の小学生時代は札幌で、定山渓や登別の温泉を楽しんだ。
これで温泉とはどういうものかを身体で知った。
学生時代には先輩に誘われて雪をかき分け奥鬼怒手白沢温泉に行った。
これで温泉の記憶が一挙に蘇る。でも真に目覚めたのは温泉のない房州に来てから。
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仕事上、全国会議出席のため年に一度は各地に出張した。
その際、休みを取っては地方の温泉探訪が始まった。
まだガイドブックなど限られた時代。ある時「全国いで湯ガイド」という小誌を手に入れる。
以来、有名な温泉地は敬遠して専ら一軒家の温泉を目指した。
それもいつしか秘湯探訪に代わった。
すると、この山奥の温泉と山の向こうの温泉をどう都合良く廻るかで悩むことしばしば。
思案した結果、何てことはない山を越えれば良いとの結論に達する。
こうして山旅も始まった。
北アをはじめ岩稜帯の尾根歩きが楽しみで、その後の山の温泉も魅力だった。
自然湧出の素朴な山の温泉。街中の温泉ではない。それが狙いである。

ところで温泉は宿泊することで興味が倍加する。
近頃、如何に沢山湯浴みしたか、専ら立ち寄り湯で数を誇る温泉マニアが増えた。
があれは筋違いと心得る。せめて1泊。湯を楽しむのが本来の温泉の楽しみ方。
宿泊出来ない温泉施設、スーパー銭湯、あるいは通りすがりの外湯巡りでは感心しない。
ゆっくり宿泊して何度も湯を楽しめばこそ、温泉の愉悦ではないか。
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by natsuman | 2017-06-08 10:21 | 旅と温泉 | Trackback | Comments(0)