2017年 05月 30日 ( 1 )

 

中途半端な港

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さすがに館山湾。終日のたりのたりの風情に満ちている。
港内ならなおのこと。穏やかの一言に尽きる。
しかし困ったことがある。
港内の一角に積み上がった土砂の山。
一体どこから運び込んだか。
重金属が含まれていないとは言い切れない。
得体の知れない排土と市民は認識している。
それが西崎地区の山間に捨てられる。
グーグルアースで見れば半島の真ん中に茶色い場所がある。
そこが排土の捨て場。自然破壊もいいところ。

館山港は地方港湾。県営の商港である。が一角には漁港があり自衛隊港もある。
カツオ一本釣りに欠かせない活きイワシの供給基地であり、
漁業基地としての機能も否定出来ない。
今では少なくなった修理専門の船舶工場もある。
もちろん港には物上げ場がある。本来は商品が陸揚げされるはずだった。
が今はこの排土が唯一の商品。
積み上げられた土砂が汚水を流し砂埃をまき上げる。
行き来するダンプカーはさらに砂塵をまき散らし道路を傷める。
市民にとって好いことは何もない。
観光地としては見るも無惨な光景でもある。
何にしても中途半端な港だ。
港の有用利用を図るべしだが・・・・。
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かつて房州はろくな陸路もなく交通不便な土地であった。
江戸時代の頃より、房州の人々が旅に出るにはまず船だった。
浦賀や横須賀、時には江ノ島へ渡った。
地元の人々が残した旅日記などではみなそうして出掛け、また帰ってくる。
もちろん和船。風さえよければ中々に効率よく渡れた。
現代人には以外に思えるだろう。
明治になっても鉄道が来る前は航路しかなかった。
それ故に地元の運送会社はみな元海運会社である。
昭和の30年代後半までそんな雰囲気が残っていた。
東海汽船が定期航路をしいていたのも懐かしい。
房州へ行くにはまず船の旅であったのだ。
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by natsuman | 2017-05-30 09:34 | 自然環境 | Trackback | Comments(0)