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赤い靴         5月10日

 城山公園の一角、博物館に到る正面のアプローチは一種の彫刻の道になっている。ああこれならいいなと思える物から、何だこんなもの並べてというものもある。但しこれはボクのあくまでも私見である。
赤い靴         5月10日_d0013739_2146294.jpg 中に一つだけ、ちょっと可愛らしいブロンズ像がある。小さな少女の象だ。これと良く似た表情の像が横浜の山下公園にもある。そちらは確か「赤い靴はいてた女の子」だったか。良くは覚えていない。
 実はこれ作者が同じ。昔岩井に住んでいた陶芸家山本正年さんのご子息で、山本正男さんと云ったか、の作品である。実に愛らしい像で微笑ましい。
 城山をぐるっと一回りした。いつもと違って逆方向に。すると今までと違って新しい発見が随分ある。面白いものだ。そのルートの傍らにもう何年も放置したままの空き地がある。元は水田だったろう。ちょっと湿気ている。手が入っていないだけに、その後に自然に育った植生が美しい。とボクは感じる。
赤い靴         5月10日_d0013739_21464877.jpg
 しかし人によっては、これを無駄と思う人も多い。土地が遊んでるなどという。これを使って何かにすればと開発構想が浮かんでくるのだろう。だがこういった空き地、野原、湿地、小川などは素晴らしい環境財産だと思ってる。ボク自身、子供の頃はそんな場所で精一杯遊び、且つ学んできたから、そこを人為的な物で潰すのを潔しとしない。
 かって東京湾はそういった理解のない人達で自然海岸が埋め立てられた。今また山砂採取で私たちの豊かな自然がはぎ取られている。悲しむべし。

by natsuman | 2009-05-10 21:47 | 教育学習 | Trackback | Comments(0)  

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