涼しげに千葉の親子三代祭り 8月17日
神輿や山車の他に、ありとあらゆる出し物的行列が次から次へと繰り出され、クラシックカーや大型サイドカー、海洋少年団に手作り甲冑隊、バトントワラーにベリーダンサーの一団まで出てきて、千葉市にある行列に参加できる団体全てが出ているような雰囲気がある。尤も今流行なのか、好きな連中はよそから自費自弁で参加しているグループもあるようである。
一番の華はもちろん古式砲術の演武。所属する中島流炮術は千葉市郷土博物館の協力要請に応じて数々の演武協力を行っている。中でもこの残暑厳しい中での行列参加は観衆の多さで一番。尤も暑い最中の難行という点でも一番だ。
毎年とにかく暑い。しかも甲冑を着ての参加。鎧の下は二重三重に着込んで、土台夏物の鎧なんて器用なものはないから、残暑の熱風と直射日光、路面からの照り返し、人混みの熱気に押されて、身体の芯から蒸れ、濡れて下着までぐしょぐしょになる。そして7kgを越える重たい侍筒を担いでの行進。好きでなければとてもやれない。
それが今日はどういう風の吹き回しか、太陽は出ない、場所によっては小雨が降ったものの会場は雨の気配もなく、おまけに比較的冷たい風がそよそよするはで、何とも宜しいお祭り日和であった。もちろん鉄砲演武日和である。
沿道には露天が立ち並び、観衆が今か今かと待ちかまえる中、千葉市の中央公園沿いの十字路でお待ちかねの発砲演武。突然の轟音にいつもながらワーという歓声が上がり、白煙がたなびく。しかも場所はビル街。轟音が建物間にこだまして、撃つ方も真に爽快である。
今朝出かける前は、果たして足が持つかどうか不安を抱えての参加だったが、幸い大きなしびれも出ず何とか保ってくれてホッと一息。これも喉もと過ぎれば熱さを忘れるの類だったかも知れない。人間何と他愛のないことか・・・・。
by natsuman | 2008-08-17 21:54 | 祭礼行事 | Trackback | Comments(2)