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房州良いところ        

 最近、お付き合いするお仲間から「房州は良いところだ、中でも館山は抜群だ」と手放しのお褒めを頂くことが多い。皆さん都会から第二の生活を求めてあちこちを探し回った結果である。房州良いところ        _d0013739_16363979.jpg 過疎化が進む地方にとって、こういう方はまことに歓迎すべき新住民だ。但し、単なる別荘族で地に着かずに過ごしている方々は、不動産屋は別として地元民にはあまり歓迎されない。
 ボクなどはそのお陰で楽しみの猟場の殆どを取り上げられてしまった恨み辛みがある。
房州良いところ        _d0013739_16365428.jpg 自然の中に浸ることを楽しみとしているハンター(と世間は言うが、自らはそうは呼ばない。鉄砲撃ちという)にとって、それまで自然に任されていた林野を開発して造った別荘や別荘団地、ゴルフ場、砂取り場などは目の敵である。鳥獣が少なくなったのもそこに原因がある。
 この関係はアメリカ西部のインディアンと開拓住民みたいなもの。海とて同じである。
 さしずめボクは未開の西部を愛したばかりに原住民に溶け込んでしまった「ダンス・ウイズ・ウルブス」か。最後は辺境に押し込められ、多勢に無勢で駆逐される側になるかも知れない。

 花の時期は既に下り坂にある。今朝はもうちらちらと花びらが舞っていた。その桜にお城は実に良く合う。この風景がわずか一週間足らずで終わってしまうのはまことに残念。朝刊を開いたら南総版にボクらの昨日の花見の宴が載っていた。真ん中で背を向けているのはボクだ。今年の花見は2回とも実にいい宴だった。

by natsuman | 2008-04-03 17:04 | 自然環境 | Trackback | Comments(0)  

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