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第一火曜日は古文書研究会    8月7日

 毎月第一火曜日はボクの所属する古文書研究会の日である。月に1回集まっては、各メンバーが担当部分を黒板に板書して、読み、意味を解説し、また会員の意見交換を入れて解読してゆく。
第一火曜日は古文書研究会    8月7日_d0013739_21335293.jpg 使う文書は大体この館山地域に関する、つまりこの地に残った文書である。だから解読するに連れて、つまり大凡150年くらい前までの江戸時代の文化をいろいろ知ることになる。
 古文書に使われている文字は江戸時代に全国共通して使われたもの。崩し字とはいえ字の書き方もきちんと決まっているから、当時、文字が読めればみな誰でも読めるものだという。それを現代人が頭を悩ましながら解読していくのは何だか妙。
 活字文字を代表する明朝タイプの文字になれている我々にとって、崩し字やいわゆる変体仮名と云われるかな書きは解読が難しい。慣れてしまえば江戸人と同じですらすらと読めるはずだが、覚えの悪い高齢者の記憶力ではすぐに忘却して、何度も何度も同じ字でつかえる。
 小さいときから文字をきちんと書く習性を欠いたボクの書字能力ではおよそこういった仕事向きではない。ワープロはまことに便利でそれなりに利用効果抜群だが、手書き能力が低下するということも否定できず、その点では日本人としてのアイデンティを薄める要因の一つかも知れない。

by natsuman | 2007-08-07 21:35 | 教育学習 | Trackback | Comments(0)  

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