山家暮らし 5月21日
大体気温が20度を切ったら暖房の出番なのだが、家内は半袖でケロッとしている。おまけに「そんなに寒い寒いと私に向かって云わないで」ときた。女の温度感覚は分からない。
それでも天気がいいから気温はぐんぐん上昇して日中はすっかり初夏の気候。高気圧に覆われているせいで空気はカラッとしていて気持ちがいい。洗濯日和である。
庭の向こうから終日トントンと景気のいい音が聞こえてきた。建前だろうか。我が家のその時は、野地板を張り終えた途端にバラバラと大粒の雹が降ってきて、屋根がぶち抜けるのかと心配したものだ。その時の賑やかな光景を一生忘れまい。
但し、ここもいいところがある。高台だから向こう山を借景できる一種高原の雰囲気がある。下の道路から標高差にして10数m高い。また東南に山が迫り樹木が生い茂っていて朝日の差すのが遅い。で夏の朝の気温上昇は遅れがち。巷に降りていって街中が暑いのに驚くことがある。その差シャツ一枚位ある。一方、午後の日照は最後まで当たる。おかげで夏は涼しく冬は暖かい。
結局、「わが庵は 都のたつみ鹿ぞすむ 世を宇治山と ひとはいうなり」 (喜撰法師)、ですな。
by natsuman | 2007-05-21 17:11 | Trackback | Comments(2)