ミニ耕耘機を手に入れる

人間は機械の発明によって単純作業や肉体労働から解放された。
趣味の世界でも同じだ。
農耕・園芸、家庭菜園、今や機械なしに成立しそうにない。
まして高齢者では。
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我が家の畑はほんのわずかだ。でも機械が欲しい。
これまでは幸いご近所のKさんから機械をお借りできた。
だが思い立ったらいつでも使えるようにと探していた。
そこへ不要な機械がある、処分したい。欲しい人があれば差し上げる。
という情報が飛び込んできた。
オオー、それっとばかりそのお宅へ。
軒下に放っておいて既に5年。動くかどうか、それで良ければとのこと。
見た目は上等、何回も使っていないらしい。二つ返事で頂戴した。
但し「使えるかどうか今はまだ分からない。とりあえずお預かりしま」。
「もし整備しても駄目なら当方で処分します」とお断りした。
まあ、そんなこともないだろう。早速運び込んだ。
汚れを除去しながら各部を確認。
次いで燃料タンクや給油ホース、キャブレターをチェック。
操縦系のケーブルやら何やら、可動装置に不具合はないか。
取り敢えずガソリンを入れる。コックやこし器、燃料系に漏れがないか。
キャブレターへ行くかどうか、詰まっていないか。
プラグに火花が飛ぶか。あとは圧縮があるかだ。
スターターを引く。と少し疑問が。馬鹿に軽い?
おかしい。圧縮がない?
もしかしてバルブ固着か。開きっぱなしか。
だとしたらヘッドを開けなければならない。
それはちぃと厄介だなと少し顔が曇る。
でもオイルはまだきれい。充分にある。
とりあえず摺動部の隅々までオイルを行き渡らせようと暫く廻し続けた。
すると突然、ババッと爆発音がした。
何だ掛かるじゃないか。圧縮なんか心配しなくて良かった。
やったー。こうなれば基本的なことに問題はない。
あとはエンジンがなじんで、しっかりと生気を取り戻せばいい。
しかし問題があった。プラグレンチがない。何せプラグがやけに奥にある。
手持ち道具では届かない。20cm近い馬鹿に長いものが要る。
元のお宅にあったはずだが相手はご婦人。確かめようがない。
ホムセンで探したが今ひとつ適当なものがない。
やむなく購入店で純正品をとってもらうことに。

エンジンは軽快に廻る。早速、畑に引っ張り出し、使ってみた。
音は快調。耕耘も順調。結構毛だらけ猫灰だらけ。
ただ、この機械、減速機が付いていない。
クラッチを握れば一方的にタッタタと動きだし、耕耘を始める。
畑の中なら問題はない。だが移動させる時にローギアがないのは不便。
押したり引いたりしなければならない。そこが唯一の欠点。
そういえば販売店に同じ型式の新型があったっけ。
それには変速機が付いていた。きっと使い勝手が随分違うだろう。
まあ仕方がない。慣れることだ。
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by natsuman | 2017-10-13 09:36 | 菜園農耕 | Trackback | Comments(3)  

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Commented by 砂利んこ at 2017-10-13 20:52 x
夏丸さん、良かったですねえ!
棚からぼた餅ならぬ、耕運機とはねえ。

ところで夏丸さん、機械屋さんでしたっけ?
えらくお詳しいようで。

       (*^┰゜)b
Commented by 夏丸 at 2017-10-14 21:55 x
機械屋とは云えませんが、中学時代はクラブ活動で機械部にいました。スクーターのエンジンをバラしては組み立てました。機械との接点はこの時から始まります。
尤も小学低学年時代は生活の身近に側車付オートバイが数台あり、いつもその運転や整備を眺めていました。
中学高校時代は船舶に興味を覚えます。専ら独学で船舶理論を学び設計にも手を染め、一方で帆船や軍艦の模型造りに勤しんでいました。高じて雑誌””空と海”に造り方の記事を載せ、生まれて初めて原稿料をいただいたこともあります。
模型造りは電池駆動の戦艦模型や、潜水艦、2mに及ぶ巨大な戦艦武蔵に及び、一方でパイロットの叔父の影響もあって日本の軍用機模型をいくつも作りました。プラモデルなんてない時代です。全部木片から削り出し、セルロイドを使って風防を造り、ラッカー塗装したものです。
おまけに小さい頃からの鉄道模型への憧れもあって少し鉄ちゃんの知識もあります。さらにはタモリではありませんが、一時、地質学や岩石学に興味を持ち、岩石標本を集め、地質学の宝庫、長瀞や山梨の昇仙峡に通いましたが学者にはなり損ねました。
大学で勉強したのは基本的に生物学です。天皇陛下へご進講の著名な先生にいろいろ教えを受けました。しかし船や機械のこと工学的なことが頭を離れず、水産学士にしては珍しく漁船工学や水産機械学の道に色目を使い、
思えばいつしか船舶工学の世界にのめりこみます。船舶理論はもちろん設計のノウハウに及び、また動力となる内燃機関に関しても小は4馬力の世界初のディーゼルエンジンから数万馬力の大型機関、今は普通になった高速エンジンにまで及ぶ広範な知識を蓄えました。
そんな知識が便利に使われて、漁業調査船をはじめ十隻を超える県関連の船の建造に関わることになります。水産屋は大方が水産資源学や水産増殖学に進むのに、一人偏屈にも脇道を行ったわけです。
かくして、水産の世界に一応身を置きましたが、本来は機械屋へ進みたかったのです。そうした身では小さな耕耘機なんて子供だましみたいなものです。
最近は古い機械にばかりに目が行きます。蒸気エンジン、則ちSLや、この頃妙に人気のある、かって農村のどこにも見られた農発、いわゆる発動機なんてものにも興味があります。
身には魚屋の血が流れいますが、でも魚屋じゃないんです。
Commented by 砂利んこ at 2017-10-22 17:08 x
夏丸さんは、ずーーっと、究極の楽しみ・喜びを追ってこられたわけですね。
つまり「学ぶこと」です。
長い間積み上げて来られた膨大な知識、消えてしまっては、あまりのも惜しいので、夏丸さん、どうか長生きしてくださいね。

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