ウエットスーツ必携

 突然、家内のスマホにかかってきた。「午後空いてる? ええ空いてるわよ。だったらちょいと話しに乗ってよ」。
女だてらに市内で大きな事業を展開している知人。東京人だ。友人と云ってもいい。商売を良く知らないボクにはその事業が良く分からないが、そんな彼女からの電話である。
 洲崎の西川名にダイビングパークがある。そこで観光船事業を始めると云う。ついては今日の午後、関係者に披露するので乗ってみてくれないか。後で感想など聞かせて欲しい。
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 ダイビングなんてもう40年以上も前の話し。まだ特殊技術だった頃のこと。もちろんこの歳で潜るつもりなどさらさらにない。しかも天気は余り宜しくない。北風が8mほど吹いている。
 こりゃ寒いぞ。それに確実に潮水を浴びる。ダイビング用なら船はオープンだ。でカッパ上下を用意した。ブーツもと思ったがまこれはやめといた。
 川名の漁港に真新しいボートが係留してあった。3.5GTだという。エンジンは大馬力の船外機二基がけ。ダイビング用だから平たい船である。
 一目見てこれは潮を被る。カッパが必要なる。だが一般のお客さんにそんな用意はない。ライフジャケットを着込んで乗船。中にはスーツのお客さんも。
 港を出た途端に向風。もちろん向かい波。ドタンバタンと波を越える度に船底を激しく叩く。船首部から左右に分けた波がしぶきとなって降りかかる。
 揺れるから一度座ったらもう移動することも難い。みんなじっと堪えている。女性の髪の毛がべたべたに。カッパの着用が正解であったが、それでもボクら夫婦は船首の操舵室の陰に身を潜める。これまた正解。そこは船の経験がそうする。
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 大体、洲崎沖は潮流の速いところ。べた凪でもここに川のように流れる。三角波が立つ。小型船にとって嬉しいところではない。愛艇もここへ来る度に翻弄された。
 波の立つ海域では船はもっと幅が狭く喫水の深い、しかも船首船底がV字状の船型であることが望ましい。それが平らでは波を越える度にバタンと船底を叩く。当然波しぶきが上がる。航行区域と船型のミスマッチではと深く感じた。
 さてどうだろう。この調子ではお客は二度と御免とならないか。
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 となると不定期とは言え、一般観光客相手の航海数は余り期待出来ない。事業運営は厳しいだろう。でもまあ乗船客はダイバーが主体。
 皆さんウエットスーツ持参だ。なら濡れたって良いか。
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by natsuman | 2017-05-18 09:30 | 艦船舟艇 | Trackback | Comments(0)  

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