そりゃ早いぜなもし。龍馬ならそう言ったろう。お花見のことだ。でも五日と決めていたから致し方がない。
陽気は宜しい。少し風があるが殆ど気にならない。気温はぐんぐん上がる。少し汗ばむほどに。
何人集まっただろう。毎年恒例のお花見会が開演する。
本来あるべき頭上の花が一寸寂しい。がまあいくつかは咲いている。良しとしよう。
実際、酒瓶の口が切れれば後は上を見上げることもない。喧々諤々、和気藹々。
今日ここに集まった連中が我が城山同好会は、早朝ラジオ体操の会のレギュラーメンバー。
好い仲間だ。好い会だ。
各自、自分用の弁当持参との指令が廻ったにしては色々酒と料理が廻ってくる。
段々メートルが上がる。あこんな言い方は最近しないな!
日本人だなあと思った。それはこんな席でも男女が席を分け隔てること。
向こうにご婦人が、こちら側に男共が。
こんな機会だもの。もっと男女隣り合って楽しめばいいのに。
そう思ったのはボクだけか。
かくして、ようようホントの春が、いや直に初夏を迎えることになる。
日本って好いなあ!