野外コンサートじゃあるまいし 8/20
行ってみた。19時から演奏とあったが18時開店に合わせて店に入った。まだ誰もいない。
これは早すぎたかなと一杯やりながら食事しているとすぐに外の客さんもやってきた。浴衣姿の方もあって皆さん粋でしたな。
客席の傍らで演奏する音楽に耳を傾けながら食事や会話を楽しむのは雰囲気があって中々宜しい。
が直ぐ間近にスピーカーが設けられている。えー、このさして広くないお店で音響装置が必要かと少し不安になった。
主演はひげを生やした男性。ウクレレを演奏しながら歌った。女性はソプラノで中々好い声をしている。傍らにキーボードとフルート。後ろにはドラムが控えている。
演奏が始まった。心配したとおり音響装置を通して曲も歌もがんがん流れてきた。
こっちは生と聞いていたから、当然、楽器も歌も肉声そのものが聴けると思ってた。
それで充分なはずと睨んでいたのだが、そうはならなかった。流れる音質も今ひとつ。
折角の雰囲気ぶちこわしである。
いやーこれは適わん。まるでイヤープロテクターなしで射撃しているようなもの。
耳を聾するばかりで頭が痛くなる。
何しろ後期高齢者である。聴覚能力はかなり低下している。
おまけに若いときから射撃による高音障害がある。4000ヘルツの高音は全く聞こえない。
となると低音ばかりががんがん耳に迫って何とも聴きずらい。
しょうがないからナプキンをちぎって耳栓代わりにしていた。
演奏はもちろん歌唱力もそれなりのものとは思う。
が野外コンサートじゃあるまいし、この狭い店内に音響装置は要らないだろう。
年寄りにも楽しめるようにと注文を付けたくなった。
後でこのグループの名を聞いた。どこかで見たような聞いたような。
何だ、我が家の直ぐ近くに看板が立っていた、あれじゃありませんか。
by natsuman | 2016-08-20 13:13 | 美術音楽 | Trackback | Comments(0)