日々是好日 12月6日
玄関から出て空を見上げても今日は曇りなのかhれているのかよく分からない。歩き始めてしばらくしてからやっと雲だか青空だかが判別できる。街路灯はまだ煌々と点いている。
とはいえ行けばもちろん気持ちが良い。大股で歩き、冷たい空気を胸一杯吸い、ほんのり汗をかき、眼下に湾を眺める気分は誠によろしい。昨日は富士山はもちろん南アルプスの白い峰峰までが見えたと仲間が云う。昨日はあの風だ。銀爺はさぼってしまったが、仲間は静岡の山奥まで見渡せたというわけ。聖岳か光岳か。雪の峰と云われるととたんに膝の痛みも忘れてまたもや虫が頭をもたげる。
パソコンのお仲間から素敵な富士山が送られてきたのでご紹介しよう
午後は城山古文書会の定例会。銀爺に最初の板書役が廻ってくるので早めに家を出たが、着いてみれば何の皆さんお歴々はもう着席してお待ちだ。銀爺の当てられた部分、例の道中記の一節だが、散々頭をひねって読めなかった部分が一カ所と思っていたのに、いざ黒板に書いてみれば、皆さんからの指摘続出。誤訳もあり赤面する。
もちろん自宅で予習して来るのだが、一度はたと行き詰まると、頭の回転が鈍いせいか、堅いせいか、なかなか解読できず、といって切り替えもままならずでしばしば壁に突き当たることになる。結局恥を偲んで発表し、指摘され、あっそうか、何だそんなことだったか、と正にコロンブスの卵みたいな事のくり返しである。
中でも経験の一番少ないのが銀爺だから致し方ない。皆さんプライベートなことはあまり話さないが、どうやら大方は学校の先生上がりとお見受けする。実に知識豊富である。しかし博物館のO先生の足元には及ばない。専門家だから当然といえばそれまでだが、我らの良き指導者ではある。
by natsuman | 2005-12-06 23:14 | Trackback | Comments(0)