市長が言う 1/10
「16日には恒例の寒中水泳があります。ラジオ体操メンバーのKさん、最高齢者として今なお頑張ってます。私も参加します。応援してくださーい」。
水泳の方はいい。寒いのは嫌だ。Kさんいつまでやるの。ご苦労様なことですと誰かが。
さてとだ。成人とは18歳以上となったはず。となると成人式に参加する若者も18歳。そんな若者達が果たして成人の心の準備が出来てるだろうか。少々心配ではある。
まだある。「館山市が、何とかという雑誌で、老後暮らしだったか田舎暮らしだったか、ダントツで関東地区の一番人気に挙げられています」。
うん、そうじゃろ、そうじゃろとこれまたボク。なにせ暮らしいいからねここはー。良すぎて古い住民はみな毒気を抜かれちゃったし、移ってきた新移住者も段々にボーッとなって覇気がなくなるというほどだ。
気候は温暖。植物は年中青々とし露地には冬でも花が咲いてる。海山あり。新鮮な食物に恵まれてる。都会に遠からず近からずも程良い。第一、天災が少ないというのが一番か。この50年大災害に至ったことがない。
土地っ子の言葉は乱暴だ。が気性はさっぱりして明るい。この土地を表す話がある。母親が都会に出ようとする子供に「上手く行かなかったらいつでも帰って来いよー。お前の一人や二人、食わせるぐらい何でもないしよー」と。
そこには東北のように決死の覚悟というものがない。つまりはそれだけ暮らしやすいという一語に尽きる。但し、その分、何くそという気迫にはちょいと欠ける。
昔、舟はみな木造だった。この地区の木材は気候が影響して今ひとつ良材に乏しかった。成長が早いから用材があっても質が柔い。それで建造の際には材を惜しみ大事な肋材の使用数が少なかった。結果、房州舟は特色として脆弱だった。
そこに俗謡が生まれた。「房州舟かよ、あばらが足らぬ。あばらどころか木が足らぬ」。さらにそれをもじって「房州者かよ、あばらが足らぬ。あばらどころか気が足らぬ」と房州人の気質を皮肉った。
房州人は少々ボーッとしてるのさ、とはボク。良い意味でのボー衆人かもね。そんな気候風土が田舎暮らしにぴったりなのかもしれません。
但し、都会の文明や文化にはほど遠くなります。それと冬に数回ある大西風が欠点かなあ。
by natsuman | 2016-01-10 09:43 | Trackback | Comments(0)