雲の上の話 12/10
今ではファイル収蔵商品はどんどん小型化し、内蔵式や外置き式ハードディスクの外に、HDディスクやメモリースティック、その他諸々の新商品が山のようだ。次から次へと出てきては消え、容量は爆発的に大容量化している。
わずか64キロバイトのメモリーディスクに欣喜雀躍したあの時代は一体何だったんだろう。メガバイトではない。もちろんテラバイトでもない。ただのキロバイト。
それでも僅か1.4キロバイトのフロッピーディスクからすればとてもなく大容量だった。そんなストレージが今、手元を離れて雲の上の話になった。
マイクロソフトにはワンドライブ、グーグルにはグーグルドライブがある。容量に制限があるとはいえ無料で使える。外にドロップボックスやエバーノート、シュガーシンクもある。
ボクが今便利に使ってるのはドロップボックス、ワンドライブ。エバーノートはあまり手を広げてはとセーブがかかってまだ使い慣れていない。
クラウドの良いのは、ファイルをそこに上げておけば外のパソコンやスマホなどからいつでも自由に使えることだ。つまり入れ物を持ち歩かなくてもいい。もちろんネット環境下での話です。
スマホで撮った画像が自動的にクラウドに入るようにしておけば、ファイルの移動やコピーなしでいつでも使える。また原稿や資料の類を第三者に見せたり送ったりするのも簡単だ。便利この上ない。
実際、家内がスマホで撮った画像が自動的にクラウドにあがる。内蔵や外付けのハードディスクからちょいと引き出すように全く同じ感覚で利用できる。家内は自分の仲間たちの写真を撮っては、あれ焼き増ししておいてと云うだけ。はいはいとばかり今度は近くのDP屋にネットサービスを利用して画像ファイルを送り込んでおけば、買い物の折りにちょいと寄って受け取ってくる。
その伝で行けば何れファイルをため込むためのストレージを手元に置く必要がなくなる。今は使いたいファイル容量が小さいから容量に制限のある無料製品で充分だが、大容量の有料製品もあるから、いつかはパソコンもスマホもそれを使う前提で利用する時代が来るかもしれない。
そうなんである。こういったクラウド・ストレージを使うのが前提となると、データをしまい込むためのハードディスクが不要な時代が来るか可能性がある。スマホ自体がもうそういう方向に向いているようにも見えるし。
なお、クラウドを利用すれば仮にパソコンがクラッシュしてもデータは残っていることになる。そう考えると大事なデータほどクラウド利用にとなるかもしれない。まだそこまではまだやっていないが、もう時間の問題かもしれない。
by natsuman | 2015-12-11 08:14 | 情報技術 | Trackback | Comments(2)