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穴にこもるは敗軍の証 7/30

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 昨日、孫に催促されて市内の屋外プールに行った。通称宮城のプール。公式の50mプールだ。
 このプール、かってはヤードプールと呼ばれていた。50mではない50ヤードのプールだった。それをさすがに時代に合わないと50mに直して現在に至っている。
 観覧席の後ろは鬱蒼とした緑。通称赤山だ。その下に戦争遺産の”赤山壕”がある。巨大な壕が奥深く掘られている。旧海軍が戦争が逼迫してきた時代に掘ったものだ。
 こういう壕は日本各地にある。日本軍のいたところには必ずあると言っても過言ではないだろう。戦争が長引けば昭和天皇も壕に入れられるところだった。
穴にこもるは敗軍の証 7/30_d0013739_9454311.jpg なぜこうも日本軍は穴を掘るのか。なぜこうも逃げ込む場所を作るのか。絶対抵抗なんて云っても要は逃げ込む場所を用意しただけ。そんなところへ隠れて抵抗しても勝ち目があるはずもない。穴を掘り始めた時点で負け戦。いつもそう思う

 今の自衛隊、どんな教育をしているのか。最後の一兵までのような発想があるか知らないが、まさか”生きて虜囚の辱めを受けず”的な古い教育をしているなんてことはないだろう。
 なにもかもが米軍式だ。考え方も米軍式。ならば”穴を掘って逃げむ”なんてことはありえない。その前に胸張って白旗を掲げるか。
 でもその相手がもしも半島や大陸の兵隊であったら少し考えなきゃならない。降伏を歓迎してくれるかどうか疑問だ。降伏という図式を許さない可能性がある。いやな話だ。穴にこもるは敗軍の証 7/30_d0013739_946151.png
 あまり難しいことは分からない。でも日本が真の独立国なら、もちろんやむを得ない場合に限ってだが、いつでも「受けて立つ」ことの出来る国にしておく必要はあろう。つまりは戦争の出来る国に。
 だが誤解のないように云うが「出来る」と「する」は違う。戦争が出来る国にしたからと云って直ぐに戦争が始まるわけではない。もちろん好んで始めるわけでもない。「戦争は出来る」けれど「しない」という選択があることを忘れている。
 大事なことは戦争で外交を解決しないことだ。かって「戦争は外交手段のひとつだ」と喝破した御仁がいたが、そんな時代は古き昔になったし・・・・・。

by natsuman | 2015-07-30 09:48 | 時事世論 | Trackback | Comments(0)  

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