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太陽エネルギーの恩恵 3/23

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 先だって地元新聞に関東最大のメガソーラーが近くに出来たとあった。広大な土地にずらりと並んだ発電パネルの写真がいかにも誇らしげに載っている。
 それを見てボクは違和感を覚えた。あーまたもかと。
 大分県のさる基地に継いで全国2位の規模という。最大出力3万1千キロワット。年間発電量は一般家庭9000戸がまかなえる。賃借池36万坪。広大だ。
 白黒写真ではあるがそこは元は緑豊かな場所と分かる。そこに12万5千枚のパネルが設置され無機質な金属的輝きが土地一面を覆っている。ボクの目には自然景観を無残なものにしたと映ったが。
 確かに太陽エネルギーが電気に変えられる。無を有にした。だがそこでは元々降り注いでいた太陽光線がパネルに遮られてもはや地に届かない。太陽を当てにしていた植物はその恩恵を得られず、地は昼になっても暖められず土中の生物もさぞ寒かろうというもの。
 もしこれがさらに広がればやがて地球エネルギー的な問題にもなりかねない、とは考えすぎか。
 そんな得失を考えると手放しに喜んではいられない。自慢して良いものかと気になる。荒涼とした砂漠ではない。元々は緑り豊かな再生力に富んだ土地を犠牲にしたのである。
 しょせん商人のすること。彼らは一時の利を得て得々とするかも知れない。だが生きとし生ける生物あふれるこの地球で、利があるからとそう簡単に奪って良いものだろうか・・・・。(画像は日揮さんから拝借)

by natsuman | 2015-03-23 08:28 | 自然環境 | Trackback | Comments(0)  

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