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日本の将来 2/18

 創元社の「戦後史の正体」を遅ればせながら読んでいる。昨年秋に購入して以来、机の上の一番上にあって早く読まねばと催促されていた。昨日からやっとそれに及び、一気に。
 「うむ、そうだったか」の思いが強い。大局的には「なるほどなるほど、米国の戦略は江戸湾に押し寄せた黒船の時から今も面々と続いている。何れ日本が完全にアメリカに取り込まれる日も遠くない」ということでもあった。
 内容に関してはここでは触れない。ただ見る目が変わったとは申し上げられる。興味ある方はお読みになるといい。 
日本の将来 2/18_d0013739_16114333.jpg 表紙カバーに戦艦ミズリー号の艦上で行われた降伏調印式の写真が使われてる。左上、連合国側の出席者の後方、壁面に掲示された一枚の米国旗。これは今から160年前、かの久里浜でペルリが強引に開国を迫った折、掲げていた星条旗である。
 その時の国旗を象徴的に掲げて先の大戦の降伏調印式に臨んだのは何を物語るか。
 以来、米国は一層、日本のコントロールを強める。日本は抵抗をしながらも、一方で迎合する政治家もあって、それは今も続いているということ。
 日本は独立国である。だがこの本を読むとそれは表面だけで、裏では政治、経済、産業、教育、思想、あらゆる面で米国のコントロール下にあり、今もそのしがらみから抜けられない。
日本の将来 2/18_d0013739_1618954.jpg これではこの先、日本はいつか米国の州にもなりかねず、星条旗の数ある星の一つが、もしかしたら日の丸になりかねない、とつい思ってしまった。それはないぜ!

by natsuman | 2013-02-18 16:22 | 歴史 | Trackback | Comments(2)  

Commented by なでしこ at 2013-02-19 15:19 x
あっちの国に呑み込まれるよりはまし、、、ってことも?
              ┐(-。ー;)┌
Commented by natsuman at 2013-02-19 17:33
えっ、どっちの国かしら。
何れにしろ日本人の矜恃が断じて許しません。

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