速い速い! 8/17
3/11の折、基地のへりがごそっと救援に向かった。南極へ向かう「白瀬」のヘリ搭乗員もここから出る。そして今の護衛艦はどれもヘリを搭載艦だ。最新型は空母型にもなった。ヘリは今やなくてはならない装備だ。
毎朝、ラッパの音と共に訓練が始まる。ヘリの騒音は市民としてはあまり嬉しくない。でも許容範囲だろう。市民は慣れっこになってるが外来者にはうるさく聞こえるか。
さらに市内には航空標識灯台がある。海外から日本にやってくる旅客機は先ず一番に館山を通ることになっている。今は少し進入コースが変わったようにも思えるが、今も旅客機のジェット音がひきも切らない。今行ったと思ったらもう次が姿を現す。
航空管制、よく知らないが、この辺を通る航空機は基地の管制塔が仕切っている、とは知人の管制官から聞いた。旅客機のそれとは空域の高度が違うのかも知れない。
時折、空自や陸自、もちろん海自の大型機もこの上空を飛ぶ。日本自慢の飛行艇や4発機まで飛んでくる。相模湾で観艦式があると大編隊がごうごうと上空を覆って行く。これは壮観だ。
お陰で航空機をエンジン音で聞き分けられるようになった。そこへあまり聞かない爆音が頭上を過ぎていくのに気がついた。それも毎日のように。しかも速い。何だ何だと見付ける頃にはもう視界から離れてしまう。
ウン、これはちょっと違うな。そう思って気をつけてるのだが良く分からない。視界に入らないのだ。
3日も過ぎてからやっと尾翼が大きい、しかも水平尾翼が垂直尾翼の上にT字型に付いていると知った。双発でかなりの大型機である。これはもしかした開発中の輸送機かも知れないと気がついた。そう言えば胴体が太い。
調べてみると、どうやら空自のターボファン装備の次期輸送機CXー2のよう。要目を見たら巡航速度マッハ0.8とあった。速いわけだ。度々来るのも試験飛行を続けているのだろう。
by natsuman | 2012-08-17 08:48 | 乗り物 | Trackback | Comments(1)