大河ドラマか 7/7
JRの館山駅は今でこそ南欧風と称する駅舎が建っているが、主用交通路としての機能はとっくに高速バスに取って代わられている。心なしか駅舎の風情も寂しげではある。
駅前のロータリーには里見氏を大河ドラマにと幟が掛かっているが、これもかなり難しいと踏んでいる。里見氏10代の歴史はまだまだ良く分からないことも多く、しかもドラマティックな要素に掛けている。ドラマ仕立てにするほどの内容がないのが難点か。ただそれなりに普段あまり語られない歴史の変転を何とかもう少し世に知らしめたいとする関係者の思惑も分からないわけではないが、やっぱり難しいだろう。
何せそれを題材にした奇怪な大小説、ビクトール・デユマも驚く南総八犬伝ばかりが広がってしまって、あれが里見氏の歴史だと思ってる方も少なくないのはちょっと情けない。それに対抗するドラマはああむずかしいね。
by natsuman | 2012-07-07 09:50 | 歴史 | Trackback | Comments(2)