千葉親子三代祭り 8月21日
銀爺は千葉城鉄砲隊の一員としてこれに参加。殆ど冬装束のような鎧を着て陣羽織を羽織り、頭に烏帽子、腰には太刀を帯び、足はわらじ履き。手はそれぞれ得手の古式鉄砲をもち、カメラマンのシャッターを浴びる。撮られる側は意識しまいとするものの視線のやり場に困る。
公園角の十字路では得意の空砲演武を披露。今日は猛暑で銃腔内の火薬ガスが空気中の水分と反応してどろどろになり条件は最悪。当然出るだろうと不発が予想されたものの、意外に誰も出さず全発砲が見事に決まる。空砲とはいえ街中でどうどうと鉄砲が撃てるのはこれだけ。まじめな鉄砲愛好者が最後にたどり着く歴史研究の世界。仲間はみな中島流炮術の研究メンバー。日本一の砲術演武者集団である。
大是の観客の前での空砲演武はいつでもそうだが、最初の一発目でその轟音に観衆が一瞬たじろぎ、次いでどっと歓声が沸き拍手が起きる。ビルの合間では轟音が反響して実に小気味のいい轟音となる。これを経験すると一種やみつきになるらしい。パレード中もいつ撃つんだ、今度はどこで撃つんだと盛んに声が掛かる。皆さんこの一瞬を楽しみにして暑い中をじっと待っていたのだろう。ご声援ありがとう。
とはいうものの鎧の下は汗でぐっしょりなんてものではない。鎧にしたからしたたり落ちるのではと心配するほど。しかしそれをじっと我慢して平然とこなさなければならない。真夏の空砲演武は容易ではありません。一日で一年分の汗をかいたような気がした。
なお明日から三日間、愛知万博へ出向き、「千葉県の日」の宣伝にこれ協力する。
by natsuman | 2005-08-21 21:29 | 祭礼行事 | Trackback | Comments(0)