道中記発刊の準備 6/2
それを月に一度寄り集まっては分担部分を読み解き、発表しては丁寧に現代の文字に、読みに訳文に翻案していく。これが実に面白い。有名なきたさんやじさん物語と同じようなもので、旅人の新鮮な驚きや発見、呆れた話、各地の産業や世情等々を簡潔にし筆にしている。
by natsuman | 2012-06-02 15:31 | 教育学習 | Trackback | Comments(3)
なお古文書の崩し字は江戸幕府の公文書の書体である「御家流」で書かれていて全国どこでも共通します。その外にも特有の字体や文字が使われますので、それは一通りの知識が要ります。
解読は正に読み解くという作業です。崩し文字を現代文字に置き換え、次いでそれをどう読むかを解きます。さらに現代文に訳します。
実は私もこの読み解くというのはあまり得意ではありません。ただその内容を知ることによって当時の世界がいろいろと見えてきてそこが面白いのです。
古文書講座は全国各地でかなりの盛況と聞きます。一度そちらの博物館などへ古文書講座がないか尋ねられては如何でしょう。