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孫を忘れた            10月3日

 昨日、一晩お泊まりした孫が一緒に朝の城山へいくと云う。上はこの時間に起きるが下の方はまだ眠たげ。お兄ちゃんだけ同道。
 やっと太陽が顔を出す頃、孫と手を繋いで歩く。彼の方から手を繋いで来るから仕方なく握るが、実はどうも歩きにくくてしょうがない。でもこんなことも今のうちだ。
 2年生ではラジオ体操そのものをまだ知らない。体操が始まっても所在なげ。それでも早朝の館山湾を見下ろす快適さは充分に分かったようだ。
 終わっていつものとおりさっさと帰るが、子供故にやたら寄り道が多い。そっちへ行くなら下の階段を下りて道で待ってろと声をかけていつもの道を行く。
 さて肝心の場所に来ると姿が見えない。呼んでも返事がない。こりゃ先に帰ったかと帰宅する。あれれ靴がない、置いて来ちゃったと慌てて迎えに行った。見れば近くのオババに連れられていた。
 さて今朝のこと。「◯◯さん、孫を忘れてっちゃダメじゃないの」と、合う先々みんなから散々に云われる。どうやら昨日、あれから孫はこのジジを探してあちこち大分駆け回ったらしい。
 ◯◯さんなら道が反対だよ、じゃあ、あのオババが近くだからと連れてきてくれた。可愛そうに少し涙が溢れてたよとも。
 形はでかくてもまだ2年生ではそんなものか。その心中を見直した。これで当分は「孫を忘れてった男」と云われそう。

by natsuman | 2010-10-03 09:42 | Trackback | Comments(0)  

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