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鉄砲サミットin彦根        3月22日

 鉄砲サミットin彦根        3月22日_d0013739_1765649.jpg昨日も書いたように彦根城下で全国鉄砲サミットが開かれた。場所柄、関西圏からの参加が多いが、関東からも千葉の中島流砲術と東京新宿百人町の幕府鉄砲隊が参加。一番人気はもちろん地元彦根の鉄砲隊。
 井伊の赤備えといわれる赤い鎧をまとって派手なパフォーマンス。よく見ると歓迎パーティーで知り合った女性県議の方も凛々しい鎧姿で活躍していた。他の団体にも女性の姿が随分見られ、この演武大会は女性の活躍が目立った。
 多くの団体は皆さん甲冑着用で物々しく参加している。対して中島流も大いに威を競いたいところだが、江戸後期の道場砲術、つまり戦争のない時代の砲術衆である我等は、色着物に縞はかま、鉢巻き・たすき掛けの恰好で、ちょっと周囲の武張った雰囲気とは雰囲気が違った。
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 ただ春うららの陽気ならまだしも、あいにくと大陸からの黄塵を交えた強風吹きすさぶ中、ヒラヒラ裾を翻す姿は如何にも寒そうで少々哀れ。
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 広い会場の一番風下に風に向かって舞台が設けられた。吹き込む風の総てを受け止め抱え込むような場所での演武。順番を待っている段階からただただ寒さと戦うだけ。お陰か日頃の鍛錬の成果とはほど遠い結果に。せめて腹の中に燃料を入れて身体を温めたいところだが、もちろんそんなことは許されない。我がグループはお粗末に終わった。
 そんなわけだから観客も出足は鈍いし、折角の来場者も寒くて帰ってしまう始末。早く云えば、誰も見ちゃいない、である。
 それでも伝統あるグループは整然と演武をこなしているのが、遠間に聞こえる銃声と云うべきか砲声と云うべきか、その音の具合で分かる。誰も見てはいないが、お、今のは上手いね、などと頷きあう。
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 合間に観光もあった。ボランティアの観光ガイドがついて彦根城を一通り廻る。そのいでたちは例によって例の通り、着物にはかま姿、そして小刀を帯びての登城とあいなったのは云うまでもない。
 彦根市の皆さんありがとうございました。

by natsuman | 2010-03-22 17:11 | 祭礼行事 | Trackback | Comments(0)  

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