
さる5月20日のこと。絶好の天気、会津鶴ヶ城の天守が青空に映える。

早朝の城内は静寂に包まれている。そこに突如現れた異様の人々。福島県相馬藩外天会の關流砲術の面々。あの野馬追い祭りで有名な相馬藩の伝統を受け継ぐ人々。相馬藩は伝統的に關流砲術である。

そこへ助っ人で参加したのは茨城県土浦藩の關流砲術の一員でもある千葉城中島流砲術の面々。

千葉県にはかって砲術で高名な久留里藩があり、そこから土浦藩へ技術が伝播し關流砲術となった。今も宗家が残る。
さらに相馬藩は千葉県流山に祖があった。かっての下総地区での野馬飼いの伝統が今の相馬の野馬追い祭りに連なっている。

中島流では全員が火縄銃の実弾射撃を習得。毎年射撃大会において好成績を挙げてきた。空砲による演武だけでなく実際に射撃をものにしている演武団体は珍しい。
加えて演武では大筒を放つのが特徴。この爺やも重い重いと云いながら参加。

第14代会津藩城主松平容保公は幕末期に京都守護職に任ぜられたものの、武力によって政権を奪還しようとする薩長方に抗して戦乱に巻き込まれる。
ところが薩長軍は神旗を奉じて進軍。天皇への信仰厚い容保公は錦の神旗には逆らえず逆賊としてやむなく降伏。
そしてその後に会津藩は苦難の歴史を迎える。鶴ヶ城はその象徴である。会津の人々の心のよりどころでもある。
最近、城は戊辰戦争時代の赤瓦に葺き変えられた。なお一層の美しさを誇っている。

先週土日の会津若松は好天気だった。その市街地外れに会津大学のキャンパスがある。まだ新しい感がいっぱいある。青空をバックに若葉の緑が見事だった。

大都会と違って平地を利用して低い建物が美術館の庭園のように広がっている。この土地では高い建物は似合わない。気持ちのいいキャンパスである。
ここで福島県の城フェスティバルの一環として講演があった。会津のシンボル鶴ヶ城が赤瓦に変ったことも関係があるようだ。

NHKの大河ドラマは今は平清盛だが、次は戊辰戦争の折、ここ会津城で鉄砲片手に奮戦した山本八重が主人公になる。
そんな話の講演や、また名君・松平容保公に連なる方との対談もあって面白かった。会津の魂は今も面々と生きているんですね。
そのお二人と記念写真を撮ってきた。前左がNHK歴史ヒストリアで活躍中の渡邊あゆみさん。右が松平家の14代お殿様。そして後ろは現代の砲術家の面々。もちろんボクもいる。